第3回 鉄道模型広場 in ルミエール府中

前回の撤収作業中「なゆほさん、呼ばれてますよ」と言われ、なんだなんだと呼ばれるがままに向かった先はルミエール府中のコンベクションホール飛鳥。第1回・第2回会場の約4倍の広さのホールで「次、ここでやるよ」と告げられました。

というわけで、家に眠るレールや情景を総動員。半年ほどかけてちまちま買い足したり掃除したり整理したりして本番に投入しました。
運転会に資材提供をするのは初めてです。

設営日 (5/3)

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うわ広いぞ。
配置図を基に机を並べて設営開始。資材提供組が各々自由にレイアウトを組むスタイルです。

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レイアウトプランを考えてなかったので即興で組んでいきます。
既に怪しげな情景や箱や車両が写ってますが気にしちゃいけません。
本当に何も考えてなかったのでところどころでドン詰まり。レールや情景は設営参加者の協力を得ていくつか提供してもらいました。

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ある程度敷いたところ。このあたりで、写真右に設置した「プラレールランド ヘリポートセット」とそれを跨ぐ高架線がギミック稼動時に干渉する事に気づいて敷き直し。なぜ気づかなかったのか。

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そして端の方には運転会でどうしてもやりたかった「日本製ランド」を作成。
担当ブースが隣接している池谷さんのコレクションをお借りして、「ちかてつのえき」「ファームハウス」「こうげんのえき」「だいてっきょう」「ひかりごうモノレールセット」のモノレールを設置しました。京急Pさんからは「プレートガーター」を提供頂いたのでこちらも設置。
サラッと2つ置いてる「ほどうきょう」は私のコレクションです。知名度は低いもののかなりのレア情景。
レイアウト自体は見ての通りの三重エンドレス。この規模と情景配置だと二重エンドレスが限界ですが、90度カーブが上手い具合に役に立ちました。

写ってる車両が怪しさ全開ですが気にしてはいけません。

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おや、また怪しい車両が...

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ちょっと物足りなかったのでレイアウト内外に車庫を設置。先ほどの怪しい車両を始め、とにかく絶版の旧製品で固めていきます。
奥の方には旧転車台も。

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置いてる車両が濃すぎるでしょ。
一線だけある高架の留置線は展示車両の見栄えを考慮して奥側に移設しました。

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某氏が「クロスはねばしセット」を持ってきたので、これをそのままレイアウトに組み込みました。
本物は初めて見たぞオイ。

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そんなこんなで自分のブースが完成。こう見るとプラレールの製品ってカラフルですね。

1日目 (5/4)

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ひかり号の救援が爆走。下を走るのは寝台特急富士。

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東急の電車が留置されてました。6ドアの置き換え車かな。

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福遠さんブース。方向転換のためだけに置かれた転車台が良い感じ。明治村みたい。

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当然のようにゴジラが襲来。

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「巨大生物の接近に伴い、退避命令が発令されました!直ちに総員退避してください!」
黒江さんブースのオイルターミナル。チューブロックで作られた配管類とタンクが良い味を出しててエモいです。エモエモすぎてエモから生まれたエモ太郎になりかけました。

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京王沿線での開催なので目玉はやはり京王車。デワ600が投下されて大きなお友達と大盛り上がり。

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閉場30分前には府中運転会恒例となった夜景モード。他ブースではライト付き車両や白色LEDを用いた情景がバリバリにエモエモな風景を作り上げていましたが、私のブースでは「ライト付えき」が本領を発揮。
本来の使い方(?)が出来て大満足です。

2日目 (5/5)

開場前、ここぞとばかりに悪ノリ。

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「超特急ひかり号」が全種類揃ったり。

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最初期のプラレールを3つ並べたり。

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「電動プラ電車」シリーズを(ほぼ)全種類並べたりと。
あと両運転台の青と片運転台のニューでんしゃ・かいそくでんしゃがあれば完璧なんですが。

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主催の空転さんのスーパーレール。自動連結・解放機能は見ていて飽きません。

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こう見ると密度が凄いですね。皆さんのレイアウト作成パワーには驚かされます。

二日目はあまり写真を撮ってないので閉幕後の様子に飛びます。

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オリジナルのプラ汽車(手前)と1999年に復刻されたプラ汽車(奥)。この並びをこの目で見られるとは。

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オリジナルと復刻版の電動プラ汽車並び。オリジナルの方はリベットのモールドが細かくてかっこいいです。

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海外車並びなんてのもやってました。海外の鉄道はあまり詳しくないのですが、どれもイカしてますね。


広い会場だったので、今までに見た事がない独特なレイアウトが多く見られて色々と勉強になりました。自分のレイアウトセンスを磨いていきたいところです。

参加者が撮影した写真はここにまとめてあります↓
第3回鉄道模型広場inルミエール(第4回プラレールひろばinふちゅう) 写真まとめ


次回開催は10月です。
スタッフ・来場者の皆さん、お疲れ様です。非常に濃い運転会をありがとうございました。(低語彙力)

同人誌即売会の話

同人誌即売会とはその名の通り、同人、つまり同じ趣味を持つ仲間が集まった(一人で活動している所も多いが)サークルが執筆した本、同人誌を公開・頒布する会の事である。
自分の即売会人生を綴る。


私は今夏で即売会に参加するようになってから5年となる。まだ新参者という気分が抜けていないので、大規模な即売会に参加する度になぜか緊張する。
独特の空気感から来るものだろうか。

さて、時を遡り2013年初夏。
"わるいひと"(学校の先輩)に「コミケ興味ない?」と聞かれた。参加のお誘いである。
既にキモのオタクと化して幾年経っていて、同人誌自体もオタクブックストア(書店)でちょいちょい買うようになっていた私には、興味がアリ寄りのアリという感じであった。行く。もちろん行く。キモオタクだからね。

小学生の頃、何かしらの媒体でコミケの存在を知り、ウン万人というオタクが押し寄せるイベントであるという事を知った私は「そんなイベント誰が行くねんw頭のおかしい人の集まりやんけw」と思っていたが、今では立派な頭のおかしい人である。


コミケ初参加であり即売会自体も初参加となる2013年の夏コミ、C84。
完全な初心者である私は舐め腐った態度で臨んだ。会場内が暑くなりすぎて東ホールに雲が出来たという話を知るのはしばらく経ってからだった。

先輩のお誘いで興味があるから来たという程度だったので、どういうサークルがあるのか、どういうルールがあるのか等々何も分からずであった。

ちなみにお誘いの内容は「お使いに行ってきて♡」というもので、開幕早々企業ブースに投げ込まれた。
指定のブツを購入し、受け取る人に渡す。それだけのために国際展示場まで来た。

戦利品は企業ブースのパンフレット2日分、つまり同じものを2冊。

資金不足、下調べ不足、知識不足、とにかく色々と不足した状態で参加したので、同人誌を買う事もなく初めてのコミケを終えてしまった。
後からツイッターやらpixivやらでC84新刊の情報を漁る。性癖にドストライクな本や絵柄がクッソかわいい本などが大量にある事が分かった。

少し考える。

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よし、毎回参加しよう。そう思った。単純なので。


冬、C85。初めて会場で薄い本を買う。
ドクソコミュ障ナメクジ野郎だったので「新刊1部ください」すら言い出せなかったような記憶が微かにある。ただ1回買ってしまうと気がほぐれるのか、その足でホイホイと好きな本を買い漁ってしまっていた。

ジャンル配置の再編が起こる前だったと思う。2日目は主に女性向けだったので参加しなかった。

3日目、フォロワーさんのご厚意で売り子をする事となった。2度目の参加で初めての机の内側。買い専とは視点が違うので新鮮味を感じられた。
会場でフォロワーさんと話す事が楽しくなってきたのもこの頃。それまでは単なる喋らないナメクジだった。ごめんなさい。
この時、気になっていたサークルの新刊をすんでのところで買い逃した。
「あっこれ動きガッチガチに固めて計画的に買わないとダメなやつだ」
そう思った。これが後に自分のコミケでの動きを決める事となる。


2014年、同人誌を買う楽しさを覚えた私はコミケ以外の即売会にも足を伸ばした。
6月15日に開催された「ひだまり荘×ぐらでゅえーしょん」
ひだまりスケッチオンリーイベントであり、参加するフォロワーさんも多い。
気になる本を買うと同時に交流の場として結構ワイワイした気がする。


夏だ!コミケだ!C86だ!
いっぱい買った。性癖的な意味での掘り出し物もあった。
気温が気温なので過酷である。過去2回のノウハウを生かして行動したつもりだった。
企業ブースはカス。


気づいたら冬になっている。夏コミから冬コミまでは短い。
C87。流石に手慣れてきた。
どこのサークルが混むのか、牛歩なのはどこか、目標物の頒布数はいくらなのか、過去の完売時間は何時なのか。些細な情報を仲間内の情報網を使って収集し利用していく。
過去の完売時間は役に立つ気がする。前回午前中に完売した所は早めに行く、前回よりも搬入数が多い場合は様子見、という感じである。
薄い本を確実に得るための作戦だ。同人誌は一期一会。


C88。企業のきらら列が最悪だった。そんな記憶しかない。
企業ブースが苦になってきた。コミケは同人誌に一本化しようかなと思ったのはこの頃である。
企業ブースがなんだ。同人誌を買うぞ俺は。


C89。
早朝列の形成時間が4時半からりんかい線始発到着時間に繰り下げられた。まぁ自分には関係がないのだけれど。
特に書くことが思いつかない。


5月。COMIC1☆10に参加。
小規模コミケという感じで、人もそれほど多くなく、ゆるゆるな雰囲気が気に入った。
余談だが、コミケ以外の即売会に参加する時は「好きな作家さんが本を出すから」という理由で行っている。
出なければ行かない。


7月。サンクリに初参加。
友人が「手伝いに来ない?」というのでニチャニチャした笑顔で承諾、手伝いがてら好きな本を買い回った。


C90。夏コミ。またコミケだ。
この時から会場付近に宿を取る事にした。都内住みではあるが、利便性を考えるとこの方が良い。
家を出て始発に乗ってりんかい線に詰め込まれるのも嫌なのでね。
炎天下で牛歩列に並んだ。最悪すぎる。コミケも慣れたもんだな(ヘラヘラ)と思っていたが、この時は流石にぶっ倒れるかと思った。
ポカリスエットの重要性を再認識。

コミケも参加回数を重ねていくと、ビッグサイトの構造や施設各部名称を覚えたり、今後の施設の動向が気になってくる。
東7・8ホールは建設中だった。これの共用が開始されると、慣れていた場内動線に変更がかかるはずだ。
動線は購入時の動きに影響する。C91からどうなるのかが心配になってきた。さっき貼ったたれぞうみたいになった。


2016年冬コミ、C91。
東7・8ホールの共用が開始された。ホールが歪な形をしている。
動線も変わった。仮設ホールだが、今後10年はこのホールを使っていくとのこと。このホールが解体された後のコミケが気になってきた。
2日目の夜、翌日に備えて寝ようと思っていたところにスタッフの友人から「東7ヤバいよ」との連絡が入りビビり上がった。


C92。
毎年、冬コミ後は「夏コミまでまだ時間あるやんけ(ヘラヘラ)」と思っているのだが、気づけばコミケの時期となっている。時空が歪んでいるんだと思う。
ゴキブリホイホイ(東西連絡通路)が暑い。空気も薄い。夏コミでのここの移動は苦でしかない。生きて通り抜けるとやりきったぜみたいな気分になる。
そういえばけものフレンズが流行ってた時期だった。2期製作決定ポスターを探して撮って回った。

・・・2期?なんのことやら。


C93、ついこの前のことだと思うがそんな"この前"でもない。
情報収集と整理に精一杯、携帯電話を耳と肩に挟んでパソコンに向かってカタカタする日々。これはこれで楽しいので好きだ。
ふと思い立ってきらら島に行った。コミケではジャンルが固まっている所を「島」と言う。
きらら系のオタクと交流が多いので、知ってる顔がいればいいな〜と思っていたのだが見当たらなくて寂しくなった。
連絡の件。会場内は電波がワチャワチャする。ここ数年で改善されたようだが、それでもワチャワチャする。
LINEの通話が全く役に立たず、仲間内では必ず電話を用いることを徹底させた。連絡効率を少しでも上げるための策だったが、有用だったので今後のスタンダードとしていくつもり。
LINEのトークでの連絡となると、情報錯誤が多くなる。気がする。
通知が分からないとそもそも連絡が成立しないからだ。この情報錯誤のおかげで買う予定のなかった本が2冊ほど回って来た。うーん。


で、つい先日COMIC1☆13に参加してきた。
この機会に過去を振り返るか、と思い書いたのがこの記事となる。


単なる思い出話みたいな内容となった。本来何を書くつもりだったのか忘れてしまったのでこの辺で締めることとする。

次はC94。

突発散歩

4月1日、有明で用事を済ませたあとに「うわ、歩きてえ。歩くかオイ?」みたいな気分になったので、東京駅を目的地としてフラフラ。
道中撮った写真を適当に載っけていきます。

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豊洲市場。開場しろ。

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ボケ〜ッと運河を眺めていたら東京都観光汽船のヒミコが通りかかりました。レトロフューチャー大好きマンなので、こういう船が東京を航行してると思うとちょっとワクワクします。

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晴海大橋の下にある廃退的な場所。臨海部にありがちな「整備したのに管理が行き届かなくて荒廃した世界みたいになってるところ」めっちゃ好き。

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晴海埠頭に残る倉庫。奥の方に東京都港湾局専用線の線路が埋められていて、アスファルトに線路の形が浮き出てるのが分かります。

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中はどうなってるんすかね、コレ。

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お、トマソンだ。

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築地。

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近代建築!!!!!近代建築だ!!!!!!!!
この様式は復興小学校そのもの。調べてみたら旧京華小学校(昭和4年)だそうです。えっちだ。

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東京駅に着きました。おわり。

【プラレール】ニューひかり号

ニューひかり号」とは以前取り上げた青鼻0系の事なんですが、この度新事実が判明したので記事にします。

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箱付きのものを入手しました。この箱の詳細な写真はオク出品を除けばネット初公開になるかも。

プラレール研究(自称)・収集を始めて早幾年、ネットや書籍に散らばる断片的な情報から「何々が何年に発売された」とか「何年に何々の金型が改修された」とかの知識を集めてきましたが、箱については、やはり購入当時に捨ててしまう事が多いんでしょう。あまり情報が残りません。
特にこの4代目箱は生産期間が短すぎる事もあって未だに全容が不明ですが、最近徐々に分かってきました。

そしてこの度「ニューひかり号」の箱を発見しました。
ちなみに「寝台特急」の専用箱は存在未確認、同時期に発売されていたはず「スカイライナー」の箱付きはまだ見た事がないので存在しているかどうか怪しいです。
[5/8追記]
ネットで画像検索をしていたら寝台特急の専用箱の写真を見つけました。存在していたようです。
[6/6追記]
なんとスカイライナーの専用箱の写真が某クションに出ていました。AE形旧塗装を基調とした茶色の電車箱です。こちらも存在していた事が確認できたので、4代目箱はやはり全ての車種に専用箱が用意されていたみたいです。

以前なんでも鑑定団で出品された古いプラレールの中にすら4代目箱が無かった事から、その希少性が伺えます。

箱について

この箱は現在でも発売されている窓付き単品箱の初代にあたるもので、箱としては4代目にあたります。電車の絵が所狭しと並んでいるので通称「でんしゃ箱」とも呼ばれています。生産期間は1976〜79年の約3年間。

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当初は発売されていた車種にそれぞれ専用の箱があったみたいで、ニューひかり号にも専用箱が存在していたと見られていました。
ですが、今までに出てきたニューひかり号の箱はどれも後期に出回った汎用箱にステッカーを貼ったもの。専用箱がどのようなものなのか、そもそも存在していたのかすら長らく不明のままだったと思います。

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45周年セットの箱の裏面に載っている写真(上)も汎用箱にステッカーを貼ったタイプなので、タカラトミー社内ですら専用箱が保存されてないのかもしれません。

箱自体2年間の生産で終わったので流通数も少なく、発売から40年経っているので現存数も相当少ないものと思われます。

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汎用箱のステッカーには「ニューひかり号」と印刷されていたので、専用箱が存在するとしたら同じように「ニューひかり号」表記かと推測していたのですが、見ての通りただの「ひかり号」。
専用箱の在庫切れ(?)と同時にどういうわけか「ニュー」を付けたようです。ニューひかり号と入れ替わりで廃盤になった旧型(ちょうとっきゅうひかり号)と区別する意味合いがあったのでしょうか?

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裏面には電池の入れ方とスイッチの位置の図が載っています。これは5代目箱にも継承されました。

前述の通り「ニュー」が付かないものの、電池の入れ方は A - a なのでニューひかり号専用箱で確定です。旧ひかり号だと C - c になります。

車両

既に持っている個体とは金型が多少違うので、比較していきます。

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並べました。かっこいいです。

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さて、車体から見ていきます。後尾車に違いを発見。
手前が今回入手したもの、奥が以前入手したものです。
手前のものは先頭車と同じく、鼻が車体に接着されていて見た目がスッキリしています。
奥のものは「ライト付きひかり号」と同じ金型になっていて、鼻とライトが同一パーツで成形されています。ライト付きと同時生産されていたのかも。

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内側を見るとこんな感じ。ネジ棒の長さも違いますね。

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続いてシャーシ。左が今回のモノ。車輪の支持方法が異なります。生産途中で変更したのでしょう。
左のタイプは60〜70年代までの車両に採用されていたもので、近年では貨車のシャーシがこのタイプのまま残存していました。

以前フォロワーさんに「日本製の0系の中間余ってるんであげますよ」と言われて譲ってもらったものがあるのですが、それが正にこの旧タイプシャーシで「まさか0系もこのシャーシで生産されてたのか...?🤔」と思いましたが、これで確認が取れました。

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なので旧シャーシ中間車だけ2両あります。

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動力車のシャーシは金型変更がされていないようで、同じものが使われています。

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そして喜ばしい事に可動品です。運転会で走らせたいと思います。

非常に貴重なものなので大事にしていきます。



ここまでくると3編成目も欲しいな。

春休み総括

最近月ノ美兎にハマっています。

"はるやすみのにっき"を書いていきます。

1月30日
春休み初日。 1月中に休みが始まる事に嬉々としながら早速無駄に1日を消費しました。

1月31日
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月食がありましたね。この記事を書くまで忘れてました。

2月3日
せっかくの休みなのに家に引きこもってるのも面白くないので、京王5000系プラレールの先行発売に行くついでに知らぬ土地を軽く散歩。

2月5日
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でんしゃ を とったよ。
<おうちの方へ>
電車を撮りました。夜に手持ち撮影をしたのでブレています。


2月9日
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でんしゃ を とったよ。
<おうちの方へ>
電車を撮りました。

2月12日
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上記2枚の車両が引退するので、最後の運転を撮ってきました。
鉄道のオタクのくせにろくに写真を撮らないのでいつまで経っても腕が上がりません。

2月13日
凌雲閣の遺構を見に行きました。

2月18日
とあるイベントのお手伝い。非公開だったので詳細は省きますが、子供向けのイベントでした。

2月20日
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思いつきで初のフルスクラッチ(土台に製品の一部を使っているので正確にはセミクラッチ)に挑戦。複雑な形状から手出してイキるかwと思った結果、この記事を書いている時点でまだ完成していません。ちなみに作っているのはプラレールサイズの国鉄H11形コンテナ。

2月26日
フォロワーさんの引っ越しをお手伝い。
「朝始めたら夕方くらいには終わるんじゃない?」みたいなノリでやってましたが日付が変わるあたりに帰宅しました。
楽しかったです。

3月7日
バイトで都心を朝から晩までぐるぐる。
あとコレを手に入れました。

3月11日
ホリデー快速富士山の189系最終運用を見送ってからサンクリに参加、その足でフォロワーさん主催のプラレール運転会に乱入。

3月14日
友人に同人誌を渡すためだけに東京駅まで出向きました。

3月16-22日
帰省。

18日
京都と大阪へ。太陽の塔の内部再公開直前だったので、中には入れないものの出向いてみるかという事で万博記念公園に行きました。下調べナシで行ったので再公開記念イベントで来たものすごい数の人にビビり倒しました。

20日
三重県亀山市の関ロッジというゲストハウスに保存してあるブルートレインを見学。幼少期からそれなりに縁のある場所だったので懐かしかったです。
【公式】ゲストホテル 関ロッジ | 大自然に囲まれた三重県亀山市関町のゲストホテル

22日
東京に帰ってきて虚無。

3月25日
とあるプラレール運転会に参加。この件は別に記事を書こうと思います。そういえば夏にも同じ事言って結局書いてませんね。

3月31日
中学の同級生と飲み会。陰キャなのでビクついてました。

4月1日
有明に行く用事があったので、その足でビッグサイトから東京駅まで放浪。

4月2日
突発飲み会に召喚されてそのまま友人邸で一泊。AKIRAとか水曜どうでしょうとかを観て夜を明かしました。


振り返ってみるとまぁまぁ濃いめの春休みだったんじゃないかなと思います。早く夏休みになってくれ。

第2回 鉄道模型広場 in ルミエール府中

前回から5ヶ月経った10月初旬、第2回をやるよ〜との事でまたまた参加してきました。

設営を含め3日間の参加です。

設営日の朝、会場に着くなり机の配置会議。

パパッと配置を決定して敷設開始。机は日の字型にしました。
福遠さんに担当スペースを与えられて参加者各々自由に敷いていくスタイル。各務原スタイルというそうです。

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自分の担当スペースで好きに敷いた後、外周レイアウトの内側が空いてたので「なんか欲しいよね」という事で新幹線用の高架線を作敷設。直線区間は鉄橋の暴力。橋脚を節約するためです。

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夕方までには設営を完了。引きアングルの写真は撮り忘れましたがこんな感じになりました。
車両配置や試運転、微調整などを行い翌日の公開日を迎えます。

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会場が府中なのでもちろん京王の車両中心の展示になるのですが、全国から集う技術的変態すごい方々の改造車でものの見事に京王車が隅に追いやられていきます。

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先述の新幹線レーンを一日中走っていたのはこちらの2種。世代的に「新幹線」というとギリギリ0系を連想する人なので考えなしに走らせていたのですが、来場するちびっこたちにとっての「しんかんせん」は"N700系のぞみ"や"E5系はやぶさ"である事に後で気づきました。おかげで反応が薄かったです。かなしい。

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公開2日目には「ちんちんでんしゃ」が降臨。分かる人には分かりますがとんでもない逸品であります。
新幹線レーンには初日の反省を生かしてE4系E5系を走らせました。

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レイアウト中央を斜めに横断する車庫。その隅にあるのは電池交換センター。電池を消耗した車両が続々と送り込まれては送り返されていきます。公開両日とも電池交換は主に私が担当していました。
車庫を跨ぐ鉄橋は福遠さんの提案だそうです。

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ちんちんでんしゃが降臨したので、国鉄時代の山手線みたいな情景を作って大きなお友達と盛り上がりました。

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閉幕後には撤収の合間を縫って0系を並べました。

ちなみにわたくし、撤収中に次回開催についての会議に呼ばれます。

【プラレール】ライト付えき

長年欲しかったプラレールの情景部品をやっと入手する事が出来たので紹介します。

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ライト付えき」です。これまた超入手困難品ですが縁あって我が家にやってきました。
単3電池2本で点灯します。
カタログの情報から1980〜82年の3年間だけ出回ったものと思われます。
「ライト付えき」は箱の表記のもの。カタログ等での表記揺れとして「ライト付きえき」「ライト付駅」「ライトつきえき」などがありますが、商品名準拠で書いていきます。

プラレール・オタクの間では聖典扱いされているあの「プラレールのすべて2」でもユニークな情景部品としてページ半分を割いて紹介されているほどです。

何かしらの媒体で存在を知ったのですが、あまりにも情報が少ない事と既に絶版品だったという事もあり、多分実物を目にする事すらないんだろうなぁと思っていました。あるところにはあるものですね。

上の写真はホーム側です。

緑のホームに赤い屋根という同時期に発売されていた「こうげんのえき」「信号所」と共通の配色。

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駅舎側。窓口の下にスイッチがあります。100円区間・100円〜520円区間の券売機と両替機が並び、運賃表も貼られています。水色の框のように見えるものはレバーになっていて、下げると運賃表の駅の色が変わるという謎ギミック入り。

掲示板と有人改札が時代を感じさせますね。駅舎から直接ホームに上がれる便利な構造のようです。モチーフになった駅とかあるんでしょうかね。

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「夜の駅と合うような車両ってなんじゃろな〜」と2秒くらい考えて寝台特急を置いてみました。ホーム端には侵入防止柵が設置されています。

ライト点灯と言ってもただ豆電球で内側からクリアパーツを照らしているだけなんですが、結構良い雰囲気が出ます。

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例えばコレ。昔JRの駅によくあった列車接近を知らせるアレ(正式名称は分かりません)。「駅で光るモノと言ったらコレやろ!」と言わんばかりにデカデカとついてます。

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国鉄(当時)の駅らしくキヨスクがあります。店員のねえちゃん、よく見ると聖子ちゃんカットです。

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ライトを点けて部屋を暗くするともう完全に夜の駅。子供のおもちゃにしては随分攻めてるなぁと思います。

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ホーム側に伸びたクリアパーツでホームがほんのり照らされるようになっています。

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時刻表はご丁寧に土休日と平日で色分け。駅名は「とかいのえき」です。

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夜景レイアウトにはもってこいですね。

[2019/12/4追記]

券売機のギミックについて、『これは「自動券売機のレバーを押すと、その切符で行ける駅が光る」というギミックなのではないか?』というコメントを頂いたので、券売機のレバー降下時の写真を載せておきます。

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100円区間(赤線)のレバーを下ろした時。

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と、100-520円区間(青線)のレバーを下ろした時。

謎ギミックだなと思考停止していましたが、言われてみるとその切符の金額で行ける駅を光らせていると解釈して良さそうです。100円で4駅先まで行けるあたり、駅名通り都会にある駅なのが伺えます。

ライトを点けたり車両を置いたりして充分にニヤニヤしたので、中身を見るために分解します。オタクは構造が気になりがち。

分解

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思ったよりシンプルでネジ2箇所留め。

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ただハメ込んであるだけのクリアパーツを取り出します。「ライトステーション」の部分は別パーツ。

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バラしました。比較的大型の情景ですが少ないパーツで構成されてますね。

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簡素。

ハイ、というわけでおそらくネット初公開となる本製品の詳細は以上のようなものです。
再販とまでは言いませんが、最近の製品だと車内灯が点く四季島が発売された事ですし、この「ライト付えき」みたいに照明付きの情景部品も出してほしいと思います。

凌雲閣〈浅草十二階〉の遺構を見に行ってきた

後半に自分なりの見解を含めます。

日曜日、いつものごとくツイッターを眺めていたら「浅草の工事現場から凌雲閣の基礎と思われるものが出土」とのツイートが回ってきました。
「凌雲閣!?破壊したはずでは...」となるわたくし。後述しますが、凌雲閣は実際に破壊されています。

www.tokyo-np.co.jp

10日の朝刊でも取り上げられました。どうやらマジモンの様子です。
記事曰く「調査員によると、文化財の扱いではなく、れんがの状態もあまりよくないことから、工事はこのまま進められそう。」
オイオイオイ壊されるわコイツ。近代建築好きとしては黙ってはいられないので、工事が再開されて完全に姿を消す前に見に行くことにしました。

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凌雲閣は1890年に浅草に建てられた八角形のレンガ作りのビルです。十二階建てだったので通称は「十二階」。上層階が展望台、その下は店舗というよくある高層ビルの先駆け的存在。高さは66.7メートルだったそうです。
東京23区で一番高い山で、景観が良いという事で有名だった愛宕山が標高23.5mなので、そう思うと当時の感覚からしたらズバ抜けて高い建物だったのでしょう。
大正の流行歌「パイノパイノパイ(東京節)」の2番に「活動 十二階 花やしき」と登場しているなど、東京名所になっていた事が伺えます。後年にはエレベーターが増設され、当時としては進んだ近代ビルでした。

そんな凌雲閣、1923年9月1日の関東大震災で倒壊してしまいます。レンガを60m以上も積み上げればそりゃ崩れますわな
諸事情で再建が断念され、同月23日には陸軍によって爆破解体されています。

凌雲閣については過去にも何度か調べていて、浅草に出かけたついでに記念碑を見に行く事も何度かしたのですが、地中に遺構が埋まっていたとは思いもよらず。

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さて、現場の写真。13日12時前の様子です。既出の写真では綺麗に多角形の面影が残っていましたが、すでに一辺は解体されていました。
ちょうど工事現場の昼休憩の時間だったので、じっくりと観察。出土した遺構の位置は浅草2丁目13番あたり。

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ほんのちょっと拡大。レンガの色が鮮やかです。これでも127年ほど前のもの。

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横付けされているトラックの荷台には壊されたレンガが積まれていました。

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上の写真の奥側に回って覗いてみました。ボロクズと化した日本初の西洋式高層建築。
横の建物下にもレンガが埋まってそうですね。他の建物の下は知るよしもありませんが、残っていたら良いな。

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当時の入り口あたりだと思われる場所には記念碑があります。

爆破解体後は綺麗に撤去されたものだと勝手に思い込んでいたので、このような形で日本初の高層ビルを目にする事ができて嬉しい限りです。

んで、位置的にも凌雲閣で間違いないと思うのですが、気になる点が出てきました。

ちょっと気になる点

凌雲閣、当時の写真を見たら分かるのですが、八角形そのままというわけではなく頂点から外側に飛び出た柱があります。

・・・今回見つかったのはその柱の基礎なのでは?

というわけで図にしてみます。

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浅草六区 : 興行と街の移り変り」に掲載の図を基に描画
綺麗な図にはなっていないので概念図程度なんですが、どうでしょうか。

[追記 2月15日]
www.tokyo-np.co.jp
記念碑が残されるみたいです。よかったよかった。