関西に電車を撮りに行ったら車両故障に巻き込まれた回

お久しぶりです。10月は丸々三重の実家に帰省していました。
ド田舎に住んでいるので休日の娯楽がインターネットくらいしかなく、大変お暇を弄び申し上げている状態だったので、今回もまたいつものごとく大阪京都あたりの列車を撮りに出かけました。

10月10日の月曜日。祝日です。大阪で撮りたいものがあるので、近鉄で難波まで出ます。

お、プラレールで見た事ある電車だ。せっかくなのでプレミアムシートに乗りました。

津から乗って朝早い上に天気も微妙な青山の中を抜け、電車と一体化して無限になっていたら難波に到着。プレミアムシート車は終点に着く時に照明が真っ青になり到着を教えてくれます。N700Sみたいに照明を明るくするならまだ分かりますが、なんで青なんだろう。

阪堺電車恵比須町に向かいます。これはオタクがよく写真を撮ってTwitterに載せているブチギレてるような名前の商業施設「なんなん」。

うーむ、さすが大阪と言った感じの光景。

さて、阪堺電車に来たのはこちらの電車に乗るため。前日に「大阪行くど!」と言ったら大阪のオタクから「阪堺電車で古いの走るで」と教えて頂いたので来た次第です。ありがとうオタク。
レトロ好きで鉄道のオタクなのでこういった古い電車が大好物。この時走っていたのはモ161形のモ116号、昭和3年製です。

沿線で撮るのも考えましたが、初めて乗る路線なので撮影地もよく分からず、とりあえずは走行音を聞きながら乗りたかったので終点の浜寺駅前まで乗車。
折り返し待ちの際にたくさん撮って笑顔になりました。

車体から独立したライトがまさに昭和前期の車両といった佇まい。萌えますね〜。

終点まで乗ってしまったらもう追いかける事もできないので、天王寺駅前まで乗り通すことに。車内の配色がベリーグッドです。

順調に進み、北畠を発車。あともう少しで天王寺駅前...というところで。

「バコーーーーン!!!!!!!!!」

車内に轟音が響き、停車。あちゃー、車にぶつかったかな。道路上の区間だしなぁ。と思っていたら、どうも様子がおかしい。
というのも、車にぶつかったら感じる衝撃がなく、ただ急に止まっただけだったのです。

運転士「電車が動かなくなったので、一旦電源落として入れ直します」

車両故障でした。古い車両だからこういう事もあるんだなぁと。

乗っている路面電車が道路上でパンタグラフを下ろして再起動を試みる場面に遭遇することに。ぼんやり灯る非常灯も趣がありますね。
後続の車両が迫ってきて、徐々に渋滞し始めました。モ166の運転士は後続の運転士と共になんやら作業をしていましたが、どうやら動かない様子。

「ここで運転を打ち切って次の停留所まで後ろの電車に押してもらうので、着いたら皆さん降りて乗り換えください」とのアナウンス。

無電源状態のモ166を後続のモ603がゴロゴロと押し、北天下茶屋に到着。係員がドアを開け、全員降車。

路面電車同士の連結は初めて見ました。こんな棒で連結するんですね。
折り返す事ができないため、モ603も回送となりモ161を天王寺駅前まで推進回送。しばらく留置される模様です。

続いてやってきたモ705に乗り換え、とりあえず目的地の天王寺に向かおうと思ったのですが、おそらくモ161が車庫に回送されるであろうと思い手前の阿倍野で下車。
前を走る列車が無電源車両の推進回送なので、かなりのノロノロ運転でした。

阿倍野のアーケードからしばらく眺めていても来る車両は全て営業車。天王寺で客を降ろしたら臨時回送として発車していくのかな〜と思いながら見ていましたが、そんなこともなく来る電車は全てそのまま折り返し。
モ603も天王寺でモ161を切り離したら営業に入り返っていきました。

しばらく動きが無さそうだし休憩すっかと「純喫茶スワン」に入店。アイスコーヒーを頼んで一服しているとオタクから入電がありました。

「今すぐ店出ろ!エラいのがそっち向かってるぞ!」

何事かと思いつつも一瞬でコーヒーを飲み干し、滞在時間10分でお会計。結構良さげなお店だったんですが、ゆっくり出来なかったのでここは再訪しなきゃなと惜しみながら店を後にしました。

すると...

えぇ...
試運転幕のモ164が救援としてやってきました。古い車両を古い車両で助けるのか(困惑)

5分ほどして、モ164がモ166を牽引して出発。我孫子道の車庫に収容されたようです。
調べられる限りでは、最近あったモ161形の重連は2016年の天王寺前線路切り替え試運転が最後の模様。日中の写真は探しても出てこなかったので、かなりレアな光景を見る事ができたみたいです。

回送を見送ったので、京都に向かうこととします。

谷町線、お初です。阿倍野天満橋と移動し、京阪で京都に出ます。

今回は京都駅をスルーします。

ばいしょうろみやこみやこさい...?に来ました!

そう、この日は京都鉄道博物館に収蔵されたマイテ49 2がSLスチーム号の客車として走っている日。走行が終わったらもう走るところを見る機会は無いのではないかと思い、見に来たのでした。

ノコノコと扇形車庫の方に向かおうとしたら0系ビュッフェ車の車内公開が行われていたので見学。
この温かみのない無機質な感じのビュッフェ、最高ですね。ここでコーヒーを飲んだり喫煙したりしてみたかったものです。

「夢の超特急ふたたび」のポスターがまだ残っていて驚き。0系の復刻塗装と引退もつい最近のことに思えますが、もう14年前の出来事になるんですよね。

館内に入り、581系・489系とそれぞれがデザインされたハイライトの箱で記念撮影。これを撮るためだけにわざわざ持ってきました。

さてさて、メインイベントであるDE10 1118牽引のSL... ではなく、DLスチーム号。機関車次位にマイテが連結されています。

天候が微妙で雨が降ったり止んだりする中、この日分のスチーム号の営業終了を見届けてDE10の入庫を観察。

切り離されたマイテと12系はしばらくホームのある位置で留置されていました。

お顔が綺麗に見えるようになったのでしばし観察。展望室のあるロビー部分の窓が大きく、さすが一等車といういでたちです。

この日はちょうど関西プラレーラー御一行も京都鉄博を訪れており、館内でばったり会うという場面も。自分は関東の人間なので「事前に会おうとも言ってないのに京都で偶然会うことなんてあるか?」みたいな空気になりました。

京都鉄博を後にして、この日のシメは時雨さんとMinamiさんと飲酒。

京都のお酒を嗜みました。チャンチャン。