【プラレール】ライト付えき
長年欲しかったプラレールの情景部品をやっと入手する事が出来たので紹介します。
「ライト付えき」です。これまた超入手困難品ですが縁あって我が家にやってきました。
単3電池2本で点灯します。
カタログの情報から1980〜82年の3年間だけ出回ったものと思われます。
「ライト付えき」は箱の表記のもの。カタログ等での表記揺れとして「ライト付きえき」「ライト付駅」「ライトつきえき」などがありますが、商品名準拠で書いていきます。
プラレール・オタクの間では聖典扱いされているあの「プラレールのすべて2」でもユニークな情景部品としてページ半分を割いて紹介されているほどです。
何かしらの媒体で存在を知ったのですが、あまりにも情報が少ない事と既に絶版品だったという事もあり、多分実物を目にする事すらないんだろうなぁと思っていました。あるところにはあるものですね。
上の写真はホーム側です。
緑のホームに赤い屋根という同時期に発売されていた「こうげんのえき」「信号所」と共通の配色。
駅舎側。窓口の下にスイッチがあります。100円区間・100円〜520円区間の券売機と両替機が並び、運賃表も貼られています。水色の框のように見えるものはレバーになっていて、下げると運賃表の駅の色が変わるという謎ギミック入り。
掲示板と有人改札が時代を感じさせますね。駅舎から直接ホームに上がれる便利な構造のようです。モチーフになった駅とかあるんでしょうかね。
「夜の駅と合うような車両ってなんじゃろな〜」と2秒くらい考えて寝台特急を置いてみました。ホーム端には侵入防止柵が設置されています。
ライト点灯と言ってもただ豆電球で内側からクリアパーツを照らしているだけなんですが、結構良い雰囲気が出ます。
例えばコレ。昔JRの駅によくあった列車接近を知らせるアレ(正式名称は分かりません)。「駅で光るモノと言ったらコレやろ!」と言わんばかりにデカデカとついてます。
国鉄(当時)の駅らしくキヨスクがあります。店員のねえちゃん、よく見ると聖子ちゃんカットです。
ライトを点けて部屋を暗くするともう完全に夜の駅。子供のおもちゃにしては随分攻めてるなぁと思います。
ホーム側に伸びたクリアパーツでホームがほんのり照らされるようになっています。
時刻表はご丁寧に土休日と平日で色分け。駅名は「とかいのえき」です。
夜景レイアウトにはもってこいですね。
[2019/12/4追記]
券売機のギミックについて、『これは「自動券売機のレバーを押すと、その切符で行ける駅が光る」というギミックなのではないか?』というコメントを頂いたので、券売機のレバー降下時の写真を載せておきます。
100円区間(赤線)のレバーを下ろした時。
と、100-520円区間(青線)のレバーを下ろした時。
謎ギミックだなと思考停止していましたが、言われてみるとその切符の金額で行ける駅を光らせていると解釈して良さそうです。100円で4駅先まで行けるあたり、駅名通り都会にある駅なのが伺えます。
ライトを点けたり車両を置いたりして充分にニヤニヤしたので、中身を見るために分解します。オタクは構造が気になりがち。
分解
思ったよりシンプルでネジ2箇所留め。
ただハメ込んであるだけのクリアパーツを取り出します。「ライトステーション」の部分は別パーツ。
バラしました。比較的大型の情景ですが少ないパーツで構成されてますね。
簡素。
ハイ、というわけでおそらくネット初公開となる本製品の詳細は以上のようなものです。
再販とまでは言いませんが、最近の製品だと車内灯が点く四季島が発売された事ですし、この「ライト付えき」みたいに照明付きの情景部品も出してほしいと思います。