【プラレール】切符ごっこ駅

絶版品の中でも最近絶版になった情景部品を紹介します。22年くらい前に絶版になりました。最近ですね。

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「J-28 切符ごっこ駅」

1988年夏頃に発売され、1998年にカタログ落ちしたそこそこロングセラーな情景です。

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箱の裏。

駅は東京駅をイメージしてるようですが、地味な駅舎なので八重洲口とかそこらへんでしょう。

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東京、新大阪、博多、盛岡行の切符が各2枚ずつと、オレンジカード1枚、コイン3枚が入ってます。
オレンジカードと盛岡行きの切符が良いですね。時代を感じさせます。オレンジカード廃止から久しく今の若い子はあまり馴染みがないと思うので簡単に説明しますと、テレホンカードみたいなものです。で今の若い子はテレホンカードにも馴染みないと思うので簡単に説明しますと(以下略)

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ここに切符をセットして

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コインをブチ込み

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丸いボタンを押すと切符が勢いよく出てきます。

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オレンジカードも勢いよく飛び出します。

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四角いボタンはコイン返却口。こっちは静かに転げて出てきます。

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基本設計は「パネルステーション」「おしゃべりステーション」と共通。もちろんパネルステーションを組み合わせる事でタワーを作る事もできます。
写真は「これが未来の東京駅だ!」みたいなシーンです(引退済みの車両)(何も未来ではない)

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おまけの広告欄。西鹿児島も懐かしい駅名ですね。

80年代後半から90年代の情景部品も集めたい所存です。

ちゅうおう10周年 房総半島暴走編

プラレールひろば in ちゅうおうが今年で10周年を迎えるに祭し、表題の通りの限界旅行が去る1月12日から13日にかけて"""実行"""されました。

町田トレインコネクション(MTC)に来た雅さんと平塚を唐突にハイエースし千葉まで連れていくという、水曜どうでしょうじみた旅行です。

企画自体は去年の10月から練られていたみたいですが、自分が参加する事になったのは1月6日の夜の事。福遠と食事に行った時に告げられました。

福遠「日曜の夜空いてる?」
ぼく「特に予定はないよ」
福遠「雅と平塚を拉致って和ちゃんのハイエースで千葉に行く計画があって、既にホテルも抑えてるんだけど"""一人分の空き"""があるんだよね」
ぼく「あっそうですか...」(同行決定)
福遠「^^」
 
サプライズだからご内密にね、と言われたのでちゃんと守ります。共犯者の誕生だ。

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てなわけでMTC。オタクたちとワイワイ遊びました。MTCの記事はいずれ...と思うものの、過去の参加回も書いてないのでダイジェストで書きましょうかね。

公開時間も終わり、撤収作業を途中で切り上げて会場にいた共犯者A(以下、1000番台)とB(以下、ぺこり)と共に中古屋を回りましょうという体で雅さんの車に乗り込みます。実はここに至るまで全く共犯者たちとは連絡を取っておらず、後に雅さんから「めちゃくちゃ自然に集まってついてきたから返って怪しかった」と言われました。正直よくなんの示し合わせもなく合流したなと思います。

ちなみに平塚は先約があり先に出てしまったので、計画に変更が出ました。

20時過ぎに福遠が合流する予定だったそうで、電話がかかってきます。

本来なら一人でいるはずの福遠「じゃ、和ちゃん(共犯者C、主犯格)に代わるね」
雅さん「おい待て、なんで和ちゃんがいるんだ」
同行一同「ハテ〜、なんでいるんですかね〜(すっとぼけ)」

指定された駐車場に着くと、少ししてからハイエースが現れました。

和「なんか川崎の方に夜景を見に行きたくなった(唐突)」
福遠「という事なので、車を置いてきてください。そこの駐車場24時間1000円なので」
雅さん「なんでや」
福遠「では、ご移動願います」

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およそ1時間後。川崎の夜景なんてなんのその、アクアラインに突入。福遠が「海ほたるで戻るから」と大嘘をブチかましそのまま千葉に上陸します。1000番台さんは記録班(一人)なのでカメラを回していました。

当初の目的地である五井駅前に到着し、そのままホテルにチェックイン。ビジホなので風呂がド狭く、またせっかく旅行に来てるんだしデカい風呂にでも行こうという事で少し離れた銭湯へ。雅さんは「拉致されてしまった...」と落胆しておりました。

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眼鏡をかけてないと誰が誰だか分からない状況で浸かるお湯はオツなものでした。これはなんか銭湯に行くと飲みたくなる瓶のコーヒー牛乳。

銭湯を出てからは夜食を買い込みホテルに帰投。日付も変わりそろそろ寝るかという雰囲気が出てきて、福遠がもう寝る体制に入ったところでドアがノックされます。

ドアを開けてみると別部屋にいる和ちゃんとぺこりニキが参上。

和「どうせ寝てないと思うし来た」
ぺこり「いいだろお前成人の日だぞ」
福遠とぼく「オイ」

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部屋に来たのはいいものの、特に俺と福遠には干渉せず持参のオセロをして帰っていきました。なんだったんだ...


翌朝、前日夜に電話口で「雅パイセンと予定があったのに拉致って千葉行くとか度が過ぎるだろオイ💢」とブチギレてた平塚が五井に参上。来てくれてありがとうございます。

かくして本来のメンバーが揃ったのですが、どこに行くかは確か決まってなかったはず。

小湊鉄道の始発駅にいるんだしポッポの丘行かへん?」という事になり、目的地はポッポの丘に決定。

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寄れるだけ小湊の駅に寄ろうという事で、上総山田駅前で小休憩。

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イカす駅でした。

お次はインスタ映えスポットがあるという里見駅へ。

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里見駅では入場券を買い構内を散策。と言っても小さな駅なので少しウロウロしただけで終わり。中線が行き止まりという珍しい構造の駅でして、福遠と「こういう配線プラレールでやってみたいね」などと話しました。

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駅から少し歩いて例のインスタ映えスポットへ。線路の前に鳥居があり、緑が鮮やかな時期は相当良いロケーションになるみたいです。まぁ、冬場なのでこんな様子ですが。これはこれで結構良いと思いませんか?

上下列車を見送り、ポッポの丘へ向かいます。

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前々から行きたかった場所なのですがようやっと来れました。着くなり車掌車を動かすよとのことでオタクダッシュで全員ヨに乗車。車掌車に乗るのはもちろん初めてだったので、デッキから連結器の動きを注意深く観察して顔をキモくしました。

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構内の短い線路を往復した後は、牽引するディーゼル入換車が切り離されこちらも往復。その隙にヨ8000を撮影。いいな〜車掌車。

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オタクたちで遊び過ぎて話すと長くなりそうなので手短に済ませます。最後は24系の車内で寝台特急の乗客の顔つきをしたり車内放送体験をして楽しみました。

入場無料の施設なので、食事や募金などでお布施。今後また車両を増やすそうなので、増えたら行きたいな〜と。

夜はみんな疲れて眠り散らかしながら東京に帰投。某中古屋に寄ってから町田まで戻り解散となりました。和ちゃん運転お疲れ様です。






共犯とは言え自分も巻き込まれの身なので、詳しい経緯は福遠の記事までどうぞ↓

fukuen-4468.hatenablog.com

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【プラレール】ふくせんステーション

どうも。プラレール以外に書けそうなネタが無いのでプラレールの話題が続いてます。

今回も今回とて、なかなか出回っている写真が少ない情景部品から一つ「ふくせんステーション」を取り上げます。

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屋根等欠品のジャンクで入手しましたが欲しかったのでヨシ!

1968年、発売以来単線のみだったプラレールに今日まで続く複線規格が登場します。登場当時は新システムをアピールするために「ふくせんプラレール」と名付けて展開されていました。

その複線規格の目玉として登場した情景部品がこの「ふくせんステーション」になります。システム的には2007年に発売された「自動のりかえ駅」と同じですが、こちらは3両編成が丸々停まる事の出来る長さ(直線レール2本分)を持ちます。前後の1/2直線レールと同じ長さを持つアプローチレールを含め、直線3本分になる大きい情景部品です。

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↑このレールはふくせんステーション専用というわけでもなく、旧Uターンレールや旧Y字レールと同じ幅を持つのでそれぞれに繋げる事が可能です。1972年の「弁慶号プラレールセット」ではUターンレール用に同封されていました。

発売は1969年。「ふくせんプラレールステーションセット」としてリリース。金型改良を重ね、セット品は1974年まで、単品は1975年までラインナップに乗りました。

当初は白いホームにクリア赤成形の屋根、車両が到着するとホームにいる人形が動くギミック付き。それからすぐに緑ホームに赤屋根、あるいは黄色ホームに赤屋根へと成形色が変更され、人形が動くギミックが廃止されました。

当記事で紹介しているのは緑ホームの個体。単品は緑ホームの個体が存在していたのが確認されていますが、これがセット品のものか単品のものかは不明です。

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こちらは1972年頃の単品に同封されていたカタログの一部。この頃すでに緑ホームになっていた模様ですが、写真は発売当時のまま白ホームにクリア赤屋根です。どういう動作をするかは説明するまでもなく書いてあるので読んでください(投げやり)

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ホームを外すと自転車のベルと同じアレが入っています。動力車の車輪がシャフトを回転させ、ギアの動力伝達によってベルを鳴らし続ける仕組みです。

あまりにもけたたましいので運転会に持ち込むと以下のようにボタンを固定されベルを封印されます。

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中古屋に出回っていた頃(20年くらい前ですかね)もあまりのうるささにベルがテープ留めされた状態で売られていた、みたいな話も聞いた事があります。実際軽く動かすだけでチリンチリン鳴るのでやかましいです。

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裏面。車両停車用のフックが一体成形されたパネルがついてます。

1975年の絶版後、1979年に金型を改良して「複線自動ステーション」として再び登場しました。

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こちらはセット品のみの情景としての発売。1979年発売のニューひかり号とL特急が入った「複線自動ステーションセット」の後は、1984年の「東北上越新幹線・リレー号セット」に入れられ、これを最後に絶版となりました。

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動きは面白いのでレイアウトに入れるにはもってこいなのですが、やかましさがとんでもないので使い方に慎重にならないといけない情景部品です。

【プラレール】人形あそび はじめてのセット

1993年にリリースされた「人形あそびシリーズ」には新型新幹線300系と新型通勤電車209系が起用されました。300系は単品発売の他、この「はじめてのセット」にも同封されています。
この人形はプラレールファミリーの後身、プラキッズの前身に当たります。 

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「はじめての」という名の通り、比較的低年齢層向けのパッケージデザインになっています。人形は運転手さん、男の子、女の子の3体が付属。
レイアウトは単純なエンドレスで、駅は例によって「こうか駅」です。

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先頭車に運転手さんを乗せるため、電池は2両目に入れる方式で1両目と2両目は永久連結。

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もちろん後尾車も通常品とは別金型。

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注目すべしは中間車。なんと登場当時のパンタグラフカバーを搭載した325形(5号車)が再現されています。通常品の300系中間車は328形(6号車)なので、連結すると綺麗にパンタカバーが連続した状態に。
なかなかイカした設計です。シビれるねぇ。

やっぱり未来の新幹線はかっこいいですね。もう引退してますけど。

【プラレール】たのしい電車ビデオ付 立体交差セット

ライト付ひかり ニュー立体交差セットの後継として1991年に発売されたのが、この「たのしい電車ビデオ付 立体交差セット」です。

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ビデオ欠品の状態で入手しました。どんな内容なのか気になります。

車両が変わった以外前述のものとほぼ同様ですが、直線レールが2本追加されて少しデラックスな感じになりました。

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ビデオの収納と車両の変更に伴い、容器のレイアウトは変わっています。

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ニュー坂レールは100系の下に入るように。工夫されてますね。

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●セット内容●

まぁ特に語る事もないスタンダードなセットですが、インターネット上の情報が少ないので紹介いたしました。ちなみにパッケージの100系は黒スイッチの新動力初期型ですが、セットには白スイッチのものが入ってます。

また気まぐれで何か取り上げていきますので、何卒。

第2回川口でんしゃ広場

将軍様主催の川口運転会の第2回がこの度開催され候。テーマは「1990年代」とのこと。

てなわけで記事にします。ズラズラ〜ッと短いキャプション付きで写真を載せてまいります。

以下は11月30日の設営の様子。

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今回は遅刻せず無事に集合時間に到着。会場に着くと資材搬入待ちとの事でオタクたちと談笑。持ち合った車両を見せ合ってバトルしてました。

資材到着後は机の配置決めとレイアウトの設営。平塚がレイアウト中心に赤羽駅を設けたいとのことで、何かと定番の日の字型にテーブルを配置。駅組、本線組、車庫組のように分かれて好きなようにレールを敷いていきました。

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持ち込んだ「ふくせんステーション」を使いたかったので、とりあえず複々線の内側2本に配置。上手い具合に収まるものですね。

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ガラナ補給所。

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こちらは遠景。

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複々線の内周にもう1本敷こうと思っていたプレートガーターと大鉄橋の高架線は将軍様の提案でそのまま複々線の最内周側に流用されました。線路も中央の駅に接続され、徐々に完成形が見えてきます。

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出来つつある赤羽駅。なかなか壮大です。

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外側に配置される駅はこんな感じに。配線にこだわりました。

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最近入手した異次元列車を運転会デビューさせました。グレーの車庫とレールと組み合わせたらアラ不思議、一部だけモノクロに加工した写真みたいな光景が出来上がりました。
念の為ですが、ちゃんとフルカラー写真です。

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会場の端にはここ最近の流行である「東海型急行電車改造コンペ」の作品群を展示。ここに写ってる車両でちゃんとした製品なのは奥にある1975年の初代製品のみというある意味恐ろしい光景。

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赤羽駅を挟んで反対側のテーブルにあるのは砂川らによる籠原駅。写ってる車両が何一つしてまともでないのですが突っ込んだら負けです。


↓ここからは公開日(12月1日)↓

寝坊で遅刻しつつも堂々白馬に乗り見参した将軍様に一同深々と礼をしつつ会場入り。

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90年代がテーマなので、それっぽい車両たちで急速に車庫が埋められていきます。

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この並びにはシビれました。

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えちごやさんの作品、東武DRC。去年の府中運転会でオタクたちを湧かせたある意味問題作です。

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これは昼飯のラーメン。

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チキチキ205系レースの様子。山手線に単勝賭けてたのに負けました。

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最後は同一系列並びなどでシメ。楽しい2日間となりました。

将軍様万歳🙌

【プラレール】京王サンリオピューロランドトレイン

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9月に京王のHPに掲載されたサンリオ臨時列車のPDF、よく読んでみると「プラレールの先行発売」とのワードがサラッと書かれており、オイオイほんとに出すのか?と思っていたら11月20日に正式発表が出ました。

www2.keio-rail-land.jp

買わない理由が無いので、某氏分の代行も兼ねて発売日朝にれーるランドへ突撃。

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駅のベンチで撮るなって感じなんですけども。新メカの登場から5年も経つのに動力が更新されないので旧フォーマットパッケージでの登場です。

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真ッピンクです。京王のフルラッピング電車のプラレールは8000系高尾山トレインに続いて2例目。

全面の虹模様は印刷、他はステッカー表現です。

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バッドばつ丸けろけろけろっぴがハブられてます。かわいそうに。

京王も京急ほどではないもののプラレールの製品化には積極的なイメージがあります。次出すとしたら何になるんでしょうか。

【プラレール】ライト付ひかり ニュー立体交差セット(1989年版)

ランダムに絶版セット品を取り上げるこちらのコーナー、今回は1980年代後半のものになります。

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同名のセットにはプラレール30周年を記念して中間車が1両追加された1988年版と、箱の写真を変更し通常の3両編成に戻した1989年版がありますが、タイトル通りここでは後者の紹介です。このセットの翌年の1990年には、商品名から"ニュー"を外し「自動ポイントレール」と直線レール2本をおまけした「ライト付ひかり 立体交差セット」が発売されています。その後、1991年には車両を100系に変えた「たのしい電車ビデオ付 立体交差セット」、1993年には車両を300系を変えた「たのしい電車ビデオ付 立体交差のぞみ号セット」と進化していきました。

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収納容器は1988年版をそのまま流用しているので、1両分のデッドスペースが生まれています。単品売りの中間車を買ってきたら収納に困らないのでいいですね。

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・・・。

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レイアウト構成は1975年発売の「EF-15でんききかんしゃ りったいこうさパノラマセット」から続く、エンドレスに分岐を追加したスタイル。最近のセットでは「60周年ベストセレクションセット」が同じ構成です。40年以上使い回される有能レイアウト。

「ニュー立体交差セット」と、ニューと言うからには当然旧版もあるわけですが、旧版の車両はひかり号ではなくEF15でした。1975年発売のものの内容物を少し変更して1981年に発売された「電気機関車立体交差セット」がそれです。

EF15は1987年の新動力化から外れたので、その代わりにひかり号を入れてリニューアルしたものと見ていいでしょう。情景部品も駅が「こうか駅」、踏切が「ニュー踏切」、橋脚が「ブロック橋脚」と当時最新のものに変更されています。

レイアウトそのままに新幹線を入れてしまった事で東海道新幹線が踏切を通過するよくわからんレイアウトになってしまったのはご愛嬌。浜松工場あたりがモデルだと思い込みながら遊びましょう。

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セット内容写真をよく見ると、架線柱の付け方が旧版のままとなっています。この頃は既にブロック橋脚に取り付けるのが正しいはずなんですがねぇ。

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ちなみに1988年版に入っていた追加中間車はこちら。結構レアモンですよ。

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いつか88年版も手に入れたいところです(箱の価値10割)