ランダムに絶版セット品を取り上げるこちらのコーナー、今回は1980年代後半のものになります。
同名のセットにはプラレール30周年を記念して中間車が1両追加された1988年版と、箱の写真を変更し通常の3両編成に戻した1989年版がありますが、タイトル通りここでは後者の紹介です。このセットの翌年の1990年には、商品名から"ニュー"を外し「自動ポイントレール」と直線レール2本をおまけした「ライト付ひかり 立体交差セット」が発売されています。その後、1991年には車両を100系に変えた「たのしい電車ビデオ付 立体交差セット」、1993年には車両を300系を変えた「たのしい電車ビデオ付 立体交差のぞみ号セット」と進化していきました。
収納容器は1988年版をそのまま流用しているので、1両分のデッドスペースが生まれています。単品売りの中間車を買ってきたら収納に困らないのでいいですね。
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レイアウト構成は1975年発売の「EF-15でんききかんしゃ りったいこうさパノラマセット」から続く、エンドレスに分岐を追加したスタイル。最近のセットでは「60周年ベストセレクションセット」が同じ構成です。40年以上使い回される有能レイアウト。
「ニュー立体交差セット」と、ニューと言うからには当然旧版もあるわけですが、旧版の車両はひかり号ではなくEF15でした。1975年発売のものの内容物を少し変更して1981年に発売された「電気機関車立体交差セット」がそれです。
EF15は1987年の新動力化から外れたので、その代わりにひかり号を入れてリニューアルしたものと見ていいでしょう。情景部品も駅が「こうか駅」、踏切が「ニュー踏切」、橋脚が「ブロック橋脚」と当時最新のものに変更されています。
レイアウトそのままに新幹線を入れてしまった事で東海道新幹線が踏切を通過するよくわからんレイアウトになってしまったのはご愛嬌。浜松工場あたりがモデルだと思い込みながら遊びましょう。
セット内容写真をよく見ると、架線柱の付け方が旧版のままとなっています。この頃は既にブロック橋脚に取り付けるのが正しいはずなんですがねぇ。
ちなみに1988年版に入っていた追加中間車はこちら。結構レアモンですよ。
いつか88年版も手に入れたいところです(箱の価値10割)