【プラレール】青いD51と青鼻ひかり

趣味のひとつにプラレールがあります。男の子なら小さい頃に一度は遊ぶかもしれませんが、そこからのめり込んで大人になってからも遊び続ける層が一定数いるみたいです。(私がそうです)

 

とは言っても、昔みたいに部屋でレールを広げて走らせるという事はもうやらなくなりました。ここ数年はコレクションと改造の方を主としています。

プラレールは再来年で誕生60周年となるロングセラーのおもちゃです。なので入手困難品が数多とあります。

その中でも運良く入手する事が出来た品を2つ紹介します。

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まずはこちらから。昨年ひょんな事から手に入れる事が出来た激レア品、青いD51です。残念ながら箱は無く、本来赤い貨車に載るはずの自動車も無ければ貨車は2両とも連結器が欠品という状態です。

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(背景がものすごく白飛びしてますが)側面です。

 

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比較用に黒いのと並べてみました。

1973年の1年間のみ、単品とセット入りでそれぞれ世に出回ったという情報があるだけで、ファンの間では幻のプラレール扱いされているようです。「ふみきりえきセット」に比べたら幻度合いは低いと思いますが。

余談ですが単品の商品名は「D51きしゃ」です。セットでは「全自動ふみきりセット」と「D51きしゃセット」に入っていた事が確認されています。もしかすると同時期に発売されていた「D51きゅうこうれっしゃセット」「D51きゅうこうれっしゃ高架セット」にも入っていたのかもしれませんが、こちらは未確認です。単品及び全自動ふみきりセットが貨車牽引なので、客車入りのセットには入っていなかったとも考えられます。

 

なぜ青色で発売されたのかとか、なぜ1年で生産が打ち切られたのかなどと思うところはありますが、"いくらおもちゃとは言え蒸気機関車で青色はありえないだろう"みたいな判断が当時のトミー社内であったのかなと想像してみます。

1973年というと国鉄から蒸気機関車が次々と引退していった時期です。SLブームの世では色違いは邪道扱いだったのかもしれないですね。

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単なる色違いバージョンと言えばそれまでなのですが、ご丁寧にモーターボックスまで青色で塗られています。見栄えを考慮したのでしょうか。

この青いD51、現存個体はまだありそうな気もしますが、なんせ40年以上前に1年間のみ発売された商品なので現存数が少ないのは間違いないと思います。

ちなみに可動品です。牽引力は低いものの今でも元気に走ります。

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運転会に参加する時はちょいちょい走らせています。

 

続いて2つ目。

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青い鼻の0系。商品名は「ニューひかり号」で、単品としては1978〜80年の発売です。

が、車両には「1976」との刻印があります。実は単品に先行して1976年発売の「ひかり号こうかセット」に入っていました。また、1979〜82年に発売されていた「複線自動ステーション」、70年代発売の「プラレール基本No.2セット」にも入ってたみたいです。

公式の年表と違って実際には6年間世に出回っていたみたいですが、それでも単品での発売はたった2年とレア度は強いです。

 

この「ニューひかり号」ですが、1980年以降に金型が改修されてライト付きのものに変わってしまいました。

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ライト付きと並べてみました。ニューひかり号金型登場以前のひかり号は赤鼻だったのですが、ライト付きになった事によって実質元の見た目に戻ってしまった感じです。

こうして見ると青い鼻は少し上品っぽさがありますね。おもちゃと言えど実物の0系らしさが出ていて好きです。

初期の0系は鼻にアクリル製の覆いを装着していて、個体によって白色だったり灰色だったり水色ぽかったりしたんですが、そのうちの水色(実際は水色っぽい灰色)をおもちゃとして表現する時に選んだのかなと考えます。

ちなみにこれも可動品です。

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先日の「第2回 鉄道模型広場 in ルミエール府中」での一コマ。新幹線レーンで走らせて頂きました。ほぼ40年モノのモーターなのに元気で何よりです。

 

プラレールの記事、今後何度か書くと思います。以上。