文字だけ非常口

古いものが好きなわたくし。そんな中、最近気になっている古いものに「文字だけ非常口」と呼ばれるものがあります。

非常口の場所を表すあのピクトグラム、あらゆる場所で目にするので大して気にならない存在なんですが、たまに古い建物に行くとピクトグラムが無いものが設置してあることがあります。

1982年以降は非常口の位置を分かりやすくするためにピクトグラムが制定されましたが、それ以前は文字だけの案内でした。やっぱりこれのマニアもいるようで、専門のホームページもあります。なかなか奥が深いみたいです。

私は特に詳しくないので説明ができませんが、とりあえず今まで撮ってきたものを載せていこうと思います。大まかに分けてゴシック体と明朝体のものがあります。

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地元の居酒屋にて。うーん、古そう。

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熱海市にて。これは比較的目にする印象があります。

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亀山市にて。これは「非常出口」のタイプ。よく分かりませんが、古そう。

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こちらは方向案内のもの。

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並ぶと壮観ですね。

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今は無き、調布駅南口にあった喫茶店「シュベール」のレジ横にあったもの。正面から撮っておくべきだったな〜。

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シュベールを出たすぐの頭上にあったもの。同じ建物なのにタイプが異なるのはどういう事なんでしょう?設置できるスペースの問題があるのは分かるのですが。

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豊島区にて。両側矢印のものです。

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別府市別府タワーにて。かなり古そう。

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熱海市の喫茶店にて。ちょっち文字が細いですね。

案外ポコポコ見つかるものでもないので、これで撮影できてる分は全てです。今後も探してみようと思います。

井の頭線沿いを歩く

こんにちは。

皆さんは徒歩という行為をやった事はありますか?自分の足を使って移動する事を日本ではそう呼ぶみたいです。

今回は、先日なんとなく井の頭線沿いを歩いたバカの記録をお送りいたします。

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11時44分。吉祥寺駅からスタート。ここから渋谷を目指していきます。

とりあえずあまり地図を見ないで直感で渋谷の波動を感じる方向に向かって歩きます。

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11時56分。井の頭公園を抜けるとすぐに井の頭公園駅に着きます。駅間が短い井の頭線、通る道にもよりますが1駅は10分前後で移動できました。

次の三鷹台駅には12時8分着。

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む、レトロちっくな理容室。

12時27分に久我山駅を通過すると、富士見ヶ丘駅まで神田川沿いを歩いていきます。

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10年前、3000系が現役だった頃はよく撮影しに通ってました。懐かしいな。

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途中、やまげん氏に「一杯どう?」と誘われたので昼から飲酒をしました。

途中休憩を挟んで、明大前駅には15時26分着。

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みんな大好き山手急行電鉄の遺構。複々線の用地を確保したのは分かりますが、前後を構造物に挟まれているので本当に山手急行が開通していたらどんな感じで線路が敷かれていたのかいまいち想像がつきません。

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高架化工事でオシャンティーな駅になってしまう明大前。あまり注目されてはないのですが、今では珍しくなった白く四角いデザインをした京王に多く見られた駅舎が残っています。

昔は調布やつつじヶ丘、高幡不動桜上水や永福町も似た駅舎をしていました。

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東松原へ向かう途中の踏切脇で見かけたコアラのアイツ。旧社名「京王帝都電鉄」が堂々書かれていますが、今でもそこそこ残っていますね。

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新代田の手前、掘割の上で見かけた道路の中心に鎮座する木。曰くでもあるのかと思えばそんな感じもしないので、どうして残されてるのか気になります。

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道中特に面白いこともないのでスッ飛ばして神泉駅。気づけば16時56分。

トンネル横のここが今でも昭和っぽくて好きです。

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というわけで17時9分に渋谷駅着。

井の頭線はいつも乗っているだけなので、沿線はどんな感じなんだろうと思って歩いてきたのですが、都内でも開通が遅かった地上線鉄道なだけあってかなり近代的に作られてる路線なんだなと感じました。

たぶんもう二度とやりません。

プラレールのファンサイトが消えていっている問題

ブログやSNSが台頭してくる以前、まだまだ個人サイトが旺盛だった頃にプラレールのファンサイトを巡っていた世代であるワシ。

時の流れによって多くのサイトが潰れていくのを見てきました。サーバーが死んでいくわけです。

最近お世話になっている茶さんのページも先月末で無くなってしまいました。

chachacha表紙

幸いアーカイブがあったのでまだ閲覧は可能ですが、なんか寂しいもんです。


無くなったという報告を茶さんに「ほら、消えてるんですよ」って電車内でスマホを見せて教えることになるとは、子供の頃の自分に教えたらなんて思うでしょうか。

【プラレール】片側架線の違い

架線柱のうち、柱1本で架線を支える片持ちの架線柱のことをプラレールでは「片側架線」と呼んでいました。というのも昔の話で、今では単なる「架線柱」と呼ばれています。


そんな片側架線ですが、1983年の登場以来ほとんど形を変えていません。ただし、よく見てみると初期の製品と現行の製品で少し異なった箇所が見られます。

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右が1983年製、左が2018年製です。成形色が違うのは「それはそう」案件なので、ここでは差異としては扱いません。注目するのは支柱の下部です。

形状が異なるのが分かりますね。現行品は太く改良されています。

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初期の片側架線は「高架橋はしげた」と「(初代)ブロック橋げた」「(初代)ミニ橋脚」「(初代)坂カーブレール」に対応しており、円形の穴が成形されているのが確認できます。

この穴、現行の片側架線は入らない直径になっています。現行品のブロック橋げたの穴は少し太い直径の六角形にされており、架線柱もそれに伴って太くされているのです。

安定性や固定性を考えての改良だと思いますが、注意深く見ていないと気づかないところです。中古で集めた架線柱と橋脚がな〜んか合わねェなと思ったら確認してみましょう。

そんだけです。

うつのみゃあ

とある予定が緊急事態宣言の影響でおポシャりになり、暇と化してしまった1月11日。三重県民なのに東京に住んでるというだけで帰れなくなるんですから、困ったものです。

さてそんなド暇な日と化すはずだった11日ですが、同じく予定がおポシャりになられた寅さんから「宇都宮でチャリ漕がない?漕ぐよね?じゃ籠原の駅前に来てね」と連絡があり、ひっくり返りそうになりながら快速アーバンでドンブラコ。

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こんな表示が見られるんですねぇ。

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いま流行りの感染症対策w

寅さんがそーなんを連れて迎えに来たので車に乗り込み、一路宇都宮へ。

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北関東にはサッパリ縁がないもんで、今回初めて来ました。

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餃子、水餃子、のりたまというわけでございまして...

餃子をシバいたので駅前でチャリを借ります。

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放置自転車を再利用しているというレンタサイクル。最初は東京で見る赤いアイツを想像していましたが、こういうのもアリなんだなと。

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京葉線だ!何してんだい顔色悪くしちゃって!

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宇都宮でチャリ借りて何すんねんと言うと、宇都宮LRTのルートを辿るという往復役20kmのサイクリング。ママチャリでサイクリングも乙なもんです。ほんとに乙か?

寅さんのガイドに従って進んでいきます。

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道路に沿ってせっせと漕いでると橋脚が出現!道路を外れて専用軌道に入る箇所です。

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先行着工区間らしく、かなり急ピッチで工事が進んでいますが、この反対側は田んぼそのまま。予定通り開業できるんでしょうかねぇ?

[追記]なんてことを言ったこの記事の投稿日当日に開業延期が発表されてしまいました。あらら。

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県道を潜った先。まるで何もないです。ここに軌道が通るなんて想像がつきませんね。

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軌道予定地をギコギコと進んでいくとまたまた橋脚が出現。鬼怒川を横断するために橋梁を建設しているところです。

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真新しい橋が出来つつあります。架橋の様子なんてなかなか見る機会もないので新鮮です。

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対岸に渡ると橋はブツ切りになってました。サイクリングコースの真上にまで伸びているのでまじまじと観察できます。

空洞が見えますが、ここにケーブル類を通すんでしょうかね?

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既に完成しているアプローチと建設中の橋脚。この橋脚から前後に伸ばしていくようです。

ここらは専用軌道なのでそのまま辿ることができず、どの道を通るべきかと相談しながら予定線に近づいたり遠ざかったり。

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鬼怒川を渡りきった先の掘割となるところ。随分ゴチャゴチャとした区間を通るみたいですね、このLRT。道路を走ったかと思えば高架を通り、すぐに道路を潜って川を横断し、そのまま掘割へ突入と。

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既に停留所が出来ているところもありました。開業後のイメージが湧いてきますね!

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工業団地に入り、カルビーやデュポンを横目に通る宇都宮LRT。ここでは交差点上を曲がるみたいですが、まだ着工されておらず。

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ムム!住友ベークライトの隣に線路が敷設されているではありませんか!ちょいとテンションが上がる一同。

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さらに進んで行くと立派な停留場ホームが見えてきました。

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まだ線路が敷かれていない路盤を見た寅さん「プラレールじゃん」

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工業団地を抜けたところで線路が終了。この先の芳賀方面はまだ造成中です。

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奥のオレンジの機械から先は全く着工されていないので、辿るのもここまでとして宇都宮駅に引き返すことに。それにしても寒いです。

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チャリを返した後、某所にいた五号機が帰ってきているというので呼び出し。久々にオタククレスタを拝むことができました。

最後は某オートパーラーでうどんを頂きながら、これまたちょうど旅先から帰ってきていた名誉会長さんを交えてしばし談笑。本来の予定が無くなったための代替でしたが、かなり楽しかったです。あぁ脚が痛い。

ちなみに某オートパーラー、ゲーセン区画は喫煙可能でほとんどの台に灰皿があるのに、すぐ隣の一切の仕切りもなしに設置してある飲食スペースは禁煙だそう。飲食できるところでは禁煙!法があるのは存じていますが、なんか腑に落ちないシステムです。強制力がない条例や法って解釈に委ねられるんですねw

例のガレージキット

例の玩具の愛好者には「製品に無い車両は作る」というムーブがあるのは、以前[禁則事項です]の記事でも述べた通り。

産んで増やすにも基本的には仲間内でしか出回らないので、詳細を知らない者の目に留まると「なんだこれは!(岡本太郎)」となりがち。

とまぁ、その例のやつのうちの一つでかなり昔に少量生産された例のやつをを紹介いたします。

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例のやつ、80系のガレージキットです。

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30セットくらいしか作られていないようですが、どういうわけか手元にあります。サフを吹かれた個体です。

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東海型急行電車の車体をベースに作られているので、台車はもちろん東海型対応。

中間車の窓サッシを切り落としてこのセットを塗装しちゃえばアラ不思議80系の完成という、お手軽なガレージキットです。

完成した状態を見てみたいものですが、たぶんずっとこのままなんでしょうな...

【プラレール】EC01 ひかり号

EC箱。それは1978年から87年頃まで単品用の箱、その通称です。

EC箱が登場する前の電車箱時代の1977年には青い鼻の0系である「ニューひかり号」が発売されました。

nayuho.hatenablog.jp

↑詳しい事はここで。

「ニューひかり号」は1979年頃に絶版、入れ替わりに「ライト付ひかり号」が発売されました。

と、こうまとめてみると「間の1978年にEC箱のニューひかり号があるのでは?」と推測が立つのですが、どういうわけか全く発見されず。

ただ情報はあるわけでして、例えばプラレール博物館さんのEC箱のページには

フィギュア王15号のプラレールの記事の中で、01がニューひかり号(ライト無し)であるとの記述があり

と書かれていたり

茶さんのホームページのリストにも

ニューひかり号|EC01|連結器カバー「青」

とあるのです。じゃああるでしょ、という事なんですが、結論から言うとありました。見つかりました。

ちなみにフィギュア王15号を入手してプラレールに関する記述が無いか探してみたのですが見当たりませんでした。他の号にあるのかも?

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これが長らく発見されてこなかったEC付番のトップナンバー「EC01 ひかり号」です。そう、単なる「ひかり号」なのです。

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凄いぞ!EC01は本当にあったんだ!

以前のニューひかり号の記事では「電車箱の専用箱が無くなったと同時に『ニュー』をつけて旧ひかり号と区別したのでは?」との仮説を立てましたが、立証できませんでした。

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中身はライトが窪んだタイプの青鼻です。「動力車は、反対側に入っています」と親切な注意書き。

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箱の裏面。

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箱が著しく損傷しているのが残念ですが、G-nn付番と片方の蓋が綺麗に残っていたのでホッとしてます。これらが無いと製造年もEC付番も結局不明なままで終わってしまっていました。

てなわけで、EC01はあったよ!というお話でした。

ひかりプラザの951形

11月末、ツイッターで「ひかりプラザの951形が修繕される」との情報が流れてきたので、そんじゃ工事が始まる前に見に行くかという事で行ってきました。

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植木が撤去されて側面が丸見えになっていました。外観をまじまじと見られるのもこの時くらいなのでじっくりと観察します。

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足回りのルーバー。角丸の処理がされていて近未来的なフォルムです。と言っても製造は1969年3月なので、もう51年前の車両になるんですね。もう未来のミの字もないです。

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屋外展示ですがかなり綺麗です。

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ただ、よく見てみると塗装ハゲがありますね。アルミ合金車体なので銀色の地色が見えています。

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さて車内を見ていきましょう。

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ボロボロで修正多数の紹介パネル。90年代感が素晴らしいです。

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15年ほど前までは0系と同様の3列転換シートが置かれていたみたいですが、今は謎の座席が置かれています。なんの車両から持ってきたものなんでしょう?

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さすが新幹線の資料館、年表が掲げられています。って、最新の情報が1994年。E1系は新型車両、リニアはMLU002Nが新記録を樹立したところで時が止まっています。

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もちろん東海道・山陽新幹線の新型車両は300系のままです。

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「新幹線のあゆみ」と称する年表に至っては1993年止まり。ここではまだSTAR21がまだ現役のようです。

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車内の様子。蛍光灯カバーの幅が広いですね。

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展示物は案外濃いもので、951形と961形の記録樹立プレートなどが展示されています。

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ブラウン管。

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再び外に出て前面を撮影。0系よりも鼻が長いので、下から見ると運転台は見えません。

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修繕費用のクラウドファンディングの期間は終了済み。12月1日から来年3月31日まで修繕工事のために休館しているようです。

綺麗になったらまた見に行こうと思います〜。