東海道新幹線の開業20周年を翌年に控えた1983年、気合を入れて開発されたセットが発売されました。
ライト付以下略
新設計のスラブ軌道風高架レールが含まれた新幹線らしいセットです。1984年中に生産を終了したようです。
内容物は結構シンプル。
レールと橋脚と架線柱のみ。
新幹線の大きな曲率半径のカーブを大曲線規格のレールで再現しているのが特徴です。ジョイントが橋桁に付き、レールは両側凹ジョイントの特殊な製品です。
側溝のコンクリート蓋がモールド表現されているのが高ポイントですね。絶版になったのが惜しいです。
現行の高架レールより幅広なので、並行に置くと良い感じの複線間隔が作れます。
リアルな造形なので現行品を置いても"""映え"""ます。
内容としてはこれだけですが、開発コストがかかったせいなのかギミック等もないのに定価が5000円近くになってしまい、90年代半ばまで売れ残っていた店もあったと聞きます。
結局この高架レールは定着せずに現行の高架レールが主流となり、90年代末期に「秋田新幹線開業記念セット」「あさま開業記念セット」「500系新幹線のぞみ号セット」の3セットに同梱され姿を消しました。