1997年の長野行北陸新幹線開業に備えて1995年に登場したE2系。翌1996年にプラレールで「E2北陸新幹線」として製品化されました。
1997年4月に北陸新幹線の列車愛称が「あさま」に決定し、1998年に商品名が「E2新幹線あさま」に変わりました。
というわけで両方揃えたので比較してみます。商品名が変わっただけで同じ製品なんじゃないかなぁと思いつつも、どうせ写真を撮るなら並べたいので開封。
手前が「E2新幹線あさま」で奥が「E2北陸新幹線」です。「あさま」は2000年製、「北陸新幹線」は1996年製になります。
全く同じだと思っていたのですが、なんとパンタカバーと滑り止めの塗装が違うことが発覚。
屋根の塗装が薄いグレーの「北陸新幹線」の方が2年間だけの製造なので珍しいはずなんですが、「あさま」の方が見つけづらい印象。どうしてなんでしょう。
前面窓のクリアパーツも若干違います。「北陸新幹線」は黒く、「あさま」は青みがかっている感じです。
動力台車も違います。「あさま」は秋田新幹線開業記念セット用に改修された台車となっています。改修後台車は金具押さえと先端の連結パーツ用の切り欠きが特徴。
車体下側の青い部分は「北陸新幹線」の方が淡く、クリアブルーのような印象。実車に近いのは下の「あさま」の方ですかね。塗装の範囲も変わっています。車体の金型そのものは全く同一です。
中間後尾の台車は車軸押さえのネジ留め部分が変更されています。
「E2北陸新幹線」は秋田新幹線開業前の発売だったためか、実車説明文に「田沢湖新幹線」という見慣れない表記が見られます。
ちなみにJANコードが同じなので商品名と中身が違えど製品としては同一のものです。
以上、なぜか誰もやらなかった比較でした。