ナハネ20 2237
三重県亀山市の関ロッジに保存されているブルートレイン、20系客車のナハネ20 2237。
関ロッジが国民宿舎だった頃は宿泊室の一部として使われていました。
亀山に実家がある関係で何かとこのロッジとは縁があり、幼少の頃から客がいない日に限って「勝手に見てええよ」と鍵を渡され車内を探索したものです。
2015年に国民宿舎としての営業を終了し、現在ではゲストハウスとして本館が素泊まり専用で使われているみたいです。肝心の20系は老朽化が著しく、現在では宿泊できません。
2年前にご挨拶に伺った際、コーヒーを頂きながら軽く昔話をしていたら中を見せて頂きました。
屋根にはシートが被せられ、車体の色も随分褪せてしまっています。再塗装されてピカピカだった頃にも入った事があるのでちょっと寂しいです。
ブルートレイン特有の部屋は一部の壁が取り払われ、1部屋6人で宿泊できるようになっていました。
もちろんハシゴも当時物!
洗面所もしっかり残っています。
広告も残存。昔は温度計もあったんですけどねぇ。外されちゃったかな?
車体裾が... 木々生い茂る山中にあるので腐食しやすいのでしょうか。
三段ベッドの最上部は結構高くて怖いです。屋根も丸っこくて普通に頭をぶつけそうになります。これで線路上を走りながら一晩...と思うと、遠慮しちゃいそうです。
2019年内には撤去すると聞いていましたが、この前散歩がてら付近まで行ったらまだ残ってました。貴重な20系客車なので移設してまでも残してほしいなぁと思うのですが、ここまでボロっちくなると移動させるのも危ない気がします。
思い出深い車両なだけに心配です。