【プラレール】ほどうきょう

運転会の記事を見ているとなんの説明も無しにさりげなく置かれてる詳細不明の車両や情景部品が目に留まるものと思いますが、今回はそのうちの一つであろう情景部品を取り上げます。

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跨線橋ではないですよ。歩道橋です。1972年のカタログに掲載されているので、大体その頃に発売された古めの情景部品になります。階段・歩道・柱の5パーツから成る組み立て式。

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ありがちな"初期の定番品"かと思いきや、1974年のカタログを最後に姿を見せなくなりました。単品の生産ラインから落とされたものと思われます。

単品で生涯を終えたプレートガーターなどとは異なり、鉄道風景を彩るアイテムとしては些か無視できなかったようで以下のセット品にも含まれていました。

C58転車台セット(1972)
ちんちんでんしゃセット(1973)
おうふくプラレールそうしゃじょうセット(1975)

実質3年ほどしか生産されていないレアな一品です。

10年ほど前、あらかた狩り尽くされた事を理解しながらも古いプラレールを探し始めた矢先、フラッと立ち寄った玩具店でこいつを見つけました。中古でも見かける事がないので、これに出会ったのは後にも先にもこの時のみです。

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どんな車両にも似合います。

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前言撤回。

ちなみに、1973〜76年の間、「トミカ歩道橋」という品名で同一金型の色違いがトミカ向けに販売されていたそうです。カタログ以外の詳細は不明。