1985年頃のプラロードの発売と同時にリリースされた「ブロック橋げた」は地味ながらもプラレールの遊び方に革命を起こしました。現在も続く「何段もレールを重ねる」遊び方です。
今では一般的なのであまり意識される事はないと思いますが、登場してから35年も経つんですね。
「L特急ブロック橋げたセット」はそのチュートリアルのようなセット。二段構造のエンドレスを組むため、一風変わったレイアウトになっています。
ちなみに定価は4600円。
セット内容。
主張が激しいブロック橋げたが目立ちます。レイアウトにアクセントを加えるために鉄橋が入っているのがポイントです。
このセットは当初「特急電車」をセットする予定だったと推測されてまして、初期品のレイアウト写真にはL特急ではなく特急電車が使われていました。この個体は後期品です。
結局、L特急を入れてリリースされたので箱も比較的早期に写真が入れ替えられたようです。その名残なのか、「商品とパッケージの写真が一部異なっている場合がありますが、ご了承ください」と断りが入っています。
もし車両が当初の予定通り「特急電車」だったり、当時の新製品「通勤電車」だったりしたら大人気のセットになっていたかもしれません。
積み重ねる性質上厳格な規格をしている橋脚と、当時はまだわりといい加減な成型だったレールを組み合わせるため、なかなかガッチリとレイアウトが組めずにヒヤヒヤします。現在のような完全な規格玩具になったのはこのセットの影響があったりなかったり...
列車が上下を走る様子は当時の子供の目には画期的に映ったでしょうね。