四日市駅周辺散策
23日から28日にかけて、三重の実家に帰省していました。
だいたい帰省すると実家周辺を目的もなく散歩するのですが、今回は帰省の道中に気になる物件を見つけたので、それを見に行く事に。
やって来たは四日市。鄙びたJRの方です。(写真に目立つゴミが付いていますが気にしないでください)
午前11時頃に撮影したのですが、見ての通り誰もいません。寂れに寂れているのでここは社会主義国家の地方都市か何かかと思うくらいです。
ちなみに四日市駅は鉄道のオタクとしてはなかなか宜しい所なので少し紹介しておきます。
太平洋セメントの貨物列車。三岐鉄道の東藤原駅とJR四日市港駅を毎日往復している列車です。今ではDD51が牽引する定期の貨物列車はここだけとなっているそう。
コーヒーを飲みつつ眺めていたら発車していきました。セメントを入れに行くのでしょう。
まばらに留置されるタンク車と待機中の重連機関車。いかにも工業地帯の鉄道という感じで良い雰囲気です。
さて、駅を出て目的の場所へ向かいます。
ほぼ廃墟となっている現役の飲屋街、三和商店街です。四日市駅のすぐそばにあります。明るい商店街[要出典]
中に入ってみると、まずこのような光景が目に入ります。飲み屋の看板が無いと本当に廃墟にしか見えません。
建て増しを繰り返したようで、区画は単純ですが結構入り組んだイメージ。
入り口は真っ暗なのですが、崩れたアーケードから日差しが差し込み所々明るい箇所もあります。奥のブルーシートが被せられている店舗は崩壊していました。
この商店街が栄えたのは60年ほど前の事で、JR四日市と近鉄四日市が隣接していた頃は賑わっていたようです。近鉄四日市が現在の位置に移転してからは急速に寂れてこの有様だとか。
肉屋もあったのでしょう、大きい看板が今でも残っています。
壊れたトタン屋根がいい雰囲気を出していますね。
別の通りに面した入り口。頭上注意だそうです。市から警告されるほど危険な状態にあるという事がよく分かります。
綺麗な状態の扉があったので、隙間から中を覗いて見ると既に店舗自体は崩壊済みであったり、なかなかなカオス空間です。
鄙びた商店街と言っても度が過ぎるのではないでしょうか。流石にJRの駅付近で店が物理的に潰れてるとは思いもしませんでしたね。
三和商店街を充分堪能したので、四日市にある有名な橋を見に行く事にしました。
駅の反対側に出て歩く事30分。
重要文化財に指定されている末広橋梁。現役の鉄道可動橋です。列車が通らない時間は運河を通る船のために線路を跳ね上げています。
サイドビュー。ここに来るまで工業地帯をモリモリ歩かなければいけないのですが、散歩ルートとしては面白かったです。
他にも近鉄四日市側に行ったり適当に写真を撮ったりして回ったのですが、ここでは割愛する事にします。
帰り際、四日市駅付近にあるニイミビルを見てきました。
こわい(小並感)
四日市駅周辺、非常に面白いので廃墟マニアや寂れたり鄙びたりしてる街が好きな人にオススメします。
以上。