【プラレール】ありがとう夢の超特急 新幹線ひかり号セット

0系新幹線が引退してせいぜい5秒くらいしか経ってないものだとばかり思っていましたが、今年で12年経つそうです。マジかよ。

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0系新幹線引退を記念して2008年10月14日に発売された「ありがとう夢の超特急 新幹線ひかり号セット」です。
新設計の「複線外側高架曲線レール」「PC橋脚」「片架線」に、既存の0系に追加された37形7000番台と26形7000番台の2両。気合入れすぎにも思えますが、実車通り6両で製品化されなかったのが少し惜しいところですね。

当時店頭で並んでるものを買いましたが、気が付いたら蒸発していました。

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2008年なんて本当にこの前のような感覚です。

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特に明言はされていませんが、レイアウトコンセプトは1983年発売の東海道山陽新幹線セットと同じでしょう。あっちのセットではレールと橋脚を丸ごと新設計にしましたが、このセットでは既存の高架レールを新製品のPC橋脚で支える事で旧高架レールと同じく連続した高架線を再現しています。

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0系はリアルな2000番台金型を使用しておりとってもGOOD。最後まで活躍していた編成の一つ、R61編成がモデルになっています。

2000番台金型は「ニューひかり号金型」と区別するために「新規金型」と通称されていました。2014年に0番台金型がデビューしてからはあまり聞かなくなった気がしますが。

この金型は2001年発売の「TVで遊ぼう!ぼくはプラレール運転手」に同梱された922形"超小型カメラ搭載ドクターイエロー"をルーツとして以下のラインナップが世に出ています。

東海道新幹線開業40周年記念スペシャルセット(2004年) - さよなら運転仕様
JR西日本スペシャルセット(2007年) - フレッシュグリーン
さよなら0系新幹線フレッシュグリーンセット(2008年) - フレッシュグリーン6両編成
ぼくらのプラレール 上巻(2009年) - ウエストひかり
0系新幹線6両編成セット(2010年)
プラレール博限定品 0系新幹線 - JRロゴ入り

何故かどれもこれも入手困難品です。

非常に出来が良いので気に入ってるのですが、前述のように2014年に0番台金型が登場してからは表舞台から消えてしまいました。どうせなら並行して発売してほしいものです。

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箱の裏面。

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車両ごとの解説が載っています。これをしっかり読んだ子供は立派なオタクに成長してると思います。

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製造国は珍しく2ヶ国体制。高架直線だけは以前からタイで製造しているのでこうなってるみたいです。
そういえばこの頃はチャイナ製の品質の悪さが嘆かれていました。なので購入にも慎重な雰囲気が漂ってましたが、このセットは塗装のスレなども最小限でアタリでしたね。

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目玉のビュッフェ車37形7000番台と車掌室がある26形7000番台。まさかビュッフェ車が製品化されるとは、と当時は話題になりました。

・・・思ったより塗装スレがありますね。まぁ気にしません。

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もう一つの目玉であるPC橋脚と片架線。PC橋脚はこれ以降もチマチマと出てますが、架線柱は折れやすい事が災いしたのか消えてしまいました。丁寧に取り扱いましょう。
というか子供向けのおもちゃのくせに繊細すぎます。もしかしたら子供向けじゃないのかも。

本製品のモデルであるR61編成は2008年12月14日に運転された「ひかり347号」を最後に引退。博多方先頭車、21-7008は川崎重工兵庫工場で保存されています。

以上です〜。