「天気の子」を観た

今日唐突に観る機会が得られたので、いま話題の新海誠監督最新作「天気の子」を観た。


あまり感想とか長々と書くには向いてない性格のオタクなんで、クッソ適当にズラズラと思ったことを書く。


君の名は。」で一般層にも名前が売れた新海誠の最新作ということで、以前ゴジラを観た時に予告で流れたのを見て「どうせ『君の名は。』みたいな一般向けなんじゃろ〜?」と思ってさほど気にしていなかったってワケ。


それで公開されてみると様々な批評が飛ぶ。「ゼロ年代ノベルゲーみたい」「選択肢があった」などなど。何言ってるんだと。もうね、アホかと。馬鹿かと。そんな作品今時やるわけないじゃんと。


2019年ですよ。2019年よ、いま。平成も終わった新時代令和。2000年代ですらないのもう。そんな頃にそんなアニメやるわけあるかと。


で観たんですよ。天気の子。


面白かった。面白いか面白くないかで言えば俺は面白いと思った。


選択肢、ごまんとあった。いや、どんな作品でも「ここで主人公がこうしていれば!」的な展開は必ずあるにせよ、天気の子は明らかに別ルートがある中で一つのルートを拾って描いたイメージがあった。これは自分がキモのオタクだからそう思っただけかも。


背景。背景がすごい。新海誠だもん。東京の描写がすごい。全てが知っている風景。見たことあるし、歩いたこともある。確かに存在するのに、絵にされるとまるでフィクション。こんな高層ビルだらけで電車が縦横無尽に走ってネオンサインが煌めく街があるか?あるんだよな。


舞台。舞台が狭い。あまりにも狭い。文字通り天と地しかない。全ては東京に収束し破滅が東京から始まる。


演出については、まぁファンタジックな印象が強い。「君の名は。」で見たやつ。でも「君の名は。」みたいなものだと期待して観るとゲンナリする。


一言で言えばセカイ系セカイ系って今時言います?この萌え豚向けブヒブヒアニメとなろう系ラノベ原作アニメが充満する世の中で1990年代から2000年代までの作品が突然息を吹き返したかのような狭い舞台に描写に登場人物。これしかいないのか。


ゲーム原作風、風ではないけどそれっぽい。アニメオリジナルなのに原作が見える。映画を観たら記憶が改竄されたかのような気持ちになる。多分Vista用に移植されたのが最後のリリースだったかなぁ、原作。Mac版は結局発売されなかった。


声優もすごい。なんで予告にあのシーン使ったんだろうね。


君の名は。」は観ておいた方がいい。天気の子のストーリーには全く関係ないけど。


あと陽奈がめちゃくちゃかわいい。ああいう女の子なんだよなやっぱ。



平成に帰りたくなったら映画館に足を運ぶことをオススメする。

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