【プラレール】寝台特急の新メカ化

昨年春の府中運転会の頃、黒江さんに「直すつもりだったけどやめたからあげる」と寝台特急の後尾車2両と中間車1両を頂きました。

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こんな状態。絶版から30年以上経っても未だに人気の高いこの車種、当時は持っていなかったので走らせる事が出来なくても満足していたのですが、引き寄せの法則やらなんやらで箱付きで中身は美品稼動状態の寝台特急を入手。その後俗に言う「USA版」も入手してしまい、この3両は長い事机に積まれるようになってしまいました。

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2018年春の府中ではこのようにレイアウトの隅の転車台に置かれているだけの脇役。

あれから1年近く経過し、そろそろ今年の府中運転会がやってくるという時期。

何か改造車を作って持っていきたいな〜と思考を巡らせていたところで、この4月に一部で少し話題に上がった寝台特急と、以前黒江さんが「電動超特急ひかり号」に新メカを積んで稼動状態にした作例がほぼ同時に浮かんできたので、丁度1編成組める状態で持ってるんだしいっちょ走るようにしてみっか!という事で着手しました。

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シャーシのスカート部分をそのまま利用するので、ニッパーで車軸受けのある部分等を切り落としていきます。とまぁ、ここまでは良かったのですが、流石経年劣化の進んだプラスチックです。再利用する部分がパッキリ折れてしまいました。こりゃ好都合だなと思い、前部スカートと両側面下部の3ピースに分割。車体側に接着しました。

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新メカを強奪する種車と寝台の後尾車を重ね、スイッチ穴の位置をピンバイスであたりを付けてから角ヤスリやニッパー等で拡張。

ひとまず新メカに乗るようにしてみた様子ですが、30年以上前のプラレールが現代の共通動力台車にハマるわけないのでそのままでは使えません。前部のはみ出た部分は切除します。

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寝台特急の車輪は赤です。動態に復元するなら赤車輪にしたいところですが、新メカでは確か存在しないので車輪も他の車両から強奪します。

なんかようわからんエアロトレインみたいなやつから奪ってきました。

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そのまま車輪を取り替えても走るには走るのですが、安定した走行を実現したいのでこのように交換。新動力と新メカではギアが違うので多少厄介です。

ちなみにこの車輪交換作業はかなりめんどくさいのでオススメしません。

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新メカの前部車輪は取り外せないので、軸受を切除して強引に取り替えました。若干グラつきますが走らせる分には問題のでOK。

現行品のように車体とシャーシを固定できないので、車輪の前に張り出した支持板を設置しました。突っ張り棒の役目をします。

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赤車輪化した新メカ。

電極のマイナス極上部、先端部は車体に干渉してしまうので切り取っています。

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次に帯の復元。ファルベの青20号を使用しました。

帯はタンポ印刷で表現されているので、窓の内側は成型色のままとなります。これを再現するために、車体の内側にマスキングテープを貼ってからゾル改を充填。

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失われていたステッカーは自作して復元しました。忠実な再現とはいきませんが、実際の鉄道車両も保存車の復元はこんなもんなので妥協します。おもちゃですし。

というわけで完成です。

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🌙寝台特急 2019Edition🌙

平成ももうすぐ終わる4月下旬に昭和の名車が動態保存車として蘇りました。

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中間後尾は原型のまま。2本体制となった我が家のオリジナル版寝台特急、運転会で活躍してもらいます。