【プラレール】寝台特急

寝台特急」と言うと基本的にはブルートレインの事を指すと思いますが、プラレール界での「寝台特急」はコレになります。

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583系です。

昨年実車が約50年という結構な期間の活躍に幕を下ろしましたが、1974年頃に製品化されたプラレール583系実車より相当早く、1984年を最後に絶版となってしまいました。

発売当時は北から南まで走っていたので当たり前の特急型電車だったのでしょうが、現在から見ると通常品としては渋いですね。今でも大人のファンには人気の車種です。

その人気が昂じたのかは分かりませんが、絶版から17年経った2001年にプラレールの日(昔は鉄道の日にあやかってこんな日を制定してたんすよ)限定品として、新動力化と塗装のディテールアップを図った復刻版が発売されました。
復刻当時は結構盛り上がったんじゃないでしょうか。ただ本記事の旧製品の姿を期待していたファンはガッカリだったかもしれませんね。

翌2002年発売の「JR西日本スペシャルセット」には"急行きたぐに"塗装、2006年発売の「歴代つばめスペシャルセット」には2001年版より更にディテールアップされたものが入れられ人気を博しましたが、それっきりです。もう10年以上店頭に出回ってません。
80年代には新動力化の波に乗れずに消えて、ここ最近流行りの新規金型化の波にも乗れず、ひっそりと消えてしまいました。タイの洪水で金型がお釈迦になったとのウワサも。

それと知る人ぞ知るUSAモデルというバージョンもあります。話すと長くなるので割愛。

この寝台特急知名度と人気の割には通常品としての生産期間が短いので、競売や中古屋などで箱付きが出回るとそこそこの額が付くと言われます。
過去には[検閲]万円の値が付いたという話を風の噂で聞いて慄きました。プラレールってこわいね。

EC箱

EC箱についても少し話しておきます。

EC箱とはニューひかり号の記事で取り上げた箱の次代、5代目の箱です。

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「EC箱」という通称の由来は、この5代目箱にのみ採用されていたナンバリングから来ています。
電車はEC、ディーゼル車はDL、蒸気機関車はSL、電気機関車はELと細分化されていましたが、当時のカタログにはそんな記述もなく、なんのために付番したのかは謎のままとなっています。

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生産期間中にトミーのロゴが変更されたため、箱は2種類のタイプが存在。気が向いたら写真の東海型電車と一緒に箱そのものも紹介しますね。