【プラレール】ニューひかり号

ニューひかり号」とは以前取り上げた青鼻0系の事なんですが、この度新事実が判明したので記事にします。

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箱付きのものを入手しました。この箱の詳細な写真はオク出品を除けばネット初公開になるかも。

プラレール研究(自称)・収集を始めて早幾年、ネットや書籍に散らばる断片的な情報から「何々が何年に発売された」とか「何年に何々の金型が改修された」とかの知識を集めてきましたが、箱については、やはり購入当時に捨ててしまう事が多いんでしょう。あまり情報が残りません。
特にこの4代目箱は生産期間が短すぎる事もあって未だに全容が不明ですが、最近徐々に分かってきました。

そしてこの度「ニューひかり号」の箱を発見しました。
ちなみに「寝台特急」の専用箱は存在未確認、同時期に発売されていたはず「スカイライナー」の箱付きはまだ見た事がないので存在しているかどうか怪しいです。
[5/8追記]
ネットで画像検索をしていたら寝台特急の専用箱の写真を見つけました。存在していたようです。
[6/6追記]
なんとスカイライナーの専用箱の写真が某クションに出ていました。AE形旧塗装を基調とした茶色の電車箱です。こちらも存在していた事が確認できたので、4代目箱はやはり全ての車種に専用箱が用意されていたみたいです。

以前なんでも鑑定団で出品された古いプラレールの中にすら4代目箱が無かった事から、その希少性が伺えます。

箱について

この箱は現在でも発売されている窓付き単品箱の初代にあたるもので、箱としては4代目にあたります。電車の絵が所狭しと並んでいるので通称「でんしゃ箱」とも呼ばれています。生産期間は1976〜79年の約3年間。

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当初は発売されていた車種にそれぞれ専用の箱があったみたいで、ニューひかり号にも専用箱が存在していたと見られていました。
ですが、今までに出てきたニューひかり号の箱はどれも後期に出回った汎用箱にステッカーを貼ったもの。専用箱がどのようなものなのか、そもそも存在していたのかすら長らく不明のままだったと思います。

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45周年セットの箱の裏面に載っている写真(上)も汎用箱にステッカーを貼ったタイプなので、タカラトミー社内ですら専用箱が保存されてないのかもしれません。

箱自体2年間の生産で終わったので流通数も少なく、発売から40年経っているので現存数も相当少ないものと思われます。

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汎用箱のステッカーには「ニューひかり号」と印刷されていたので、専用箱が存在するとしたら同じように「ニューひかり号」表記かと推測していたのですが、見ての通りただの「ひかり号」。
専用箱の在庫切れ(?)と同時にどういうわけか「ニュー」を付けたようです。ニューひかり号と入れ替わりで廃盤になった旧型(ちょうとっきゅうひかり号)と区別する意味合いがあったのでしょうか?

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裏面には電池の入れ方とスイッチの位置の図が載っています。これは5代目箱にも継承されました。

前述の通り「ニュー」が付かないものの、電池の入れ方は A - a なのでニューひかり号専用箱で確定です。旧ひかり号だと C - c になります。

車両

既に持っている個体とは金型が多少違うので、比較していきます。

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並べました。かっこいいです。

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さて、車体から見ていきます。後尾車に違いを発見。
手前が今回入手したもの、奥が以前入手したものです。
手前のものは先頭車と同じく、鼻が車体に接着されていて見た目がスッキリしています。
奥のものは「ライト付きひかり号」と同じ金型になっていて、鼻とライトが同一パーツで成形されています。ライト付きと同時生産されていたのかも。

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内側を見るとこんな感じ。ネジ棒の長さも違いますね。

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続いてシャーシ。左が今回のモノ。車輪の支持方法が異なります。生産途中で変更したのでしょう。
左のタイプは60〜70年代までの車両に採用されていたもので、近年では貨車のシャーシがこのタイプのまま残存していました。

以前フォロワーさんに「日本製の0系の中間余ってるんであげますよ」と言われて譲ってもらったものがあるのですが、それが正にこの旧タイプシャーシで「まさか0系もこのシャーシで生産されてたのか...?🤔」と思いましたが、これで確認が取れました。

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なので旧シャーシ中間車だけ2両あります。

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動力車のシャーシは金型変更がされていないようで、同じものが使われています。

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そして喜ばしい事に可動品です。運転会で走らせたいと思います。

非常に貴重なものなので大事にしていきます。



ここまでくると3編成目も欲しいな。