【プラレール】歴代の橋脚

またプラレールの話です。
収集を始めてウン年、結構古い品が集まってきたので、今回はその中から橋脚を取り上げます。
プラレールのオタクの中でも橋脚をピンポイントで取り上げてる人は私くらいのものかと思います。

まずはこちらから↓
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品名「橋ゲタ」「はしげた」
左・1959〜60年代中盤
右・1964〜74年頃
最初期の橋桁。青い方が「プラスチック汽車レールセット」や単品の「橋レール」に付属していたタイプ、オレンジの方は1964年頃に発売された「電動用橋レール」に付属していたタイプです。
前者の単品発売は無かったようですが、当時のカタログを見ると後者は1974年頃まで単品6ヶ入りで発売されていたようです。

これ、単なる成型色違いかと思っていのですが。
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高さが違います。金型違いですね。
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青い方はプラレールが手転がしで遊ぶおもちゃだった時代のものなので、電動化された時に車両が高架下を潜れなくなったから嵩上げしたのかな?と思って写真のように組んでみたのですが、全然そんなことありませんでした。
しかもオレンジの方は写真奥の「電動用橋レール」と高さが合いません(同封して発売されていたのに...)
なぜ嵩上げしたのか今となっては不明です。
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(某氏より写真提供)
[2018/02/02追記]嵩が高い方の橋脚に黄色い成型色のものもあったようです。今まで色んなコレクターの方のサイトやブログを見てきましたが、黄色いものが存在していたのは初めて知りました。従来青色とオレンジ色のものだけが知られていたので大発見...と思ったのですが、改めて過去のセット箱の写真を見るとサラッと使われているのが分かりました。表に出てこなかっただけか。
この橋脚、単品なのかセット品なのかも不明で、もしセット品だとしてもどのセットに入っていたのかすら不明です。何か情報を知る方がいましたら教えてください。

この橋脚、見てわかる通りただレールを乗せるだけの単純なモノです。
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上記の「橋レール」とはこれのこと。手転がし用の急な坂なので、電動車が一般化した後は絶版となりました。
「坂レール」で良い気がしますがカタログにそう表記されているので則ります。

お次。
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品名「鉄橋レール」(に付属していた専用の橋脚) 1965〜74年頃
鉄橋を設置するためだけの橋脚です。
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鉄橋と組んでみるとこんな感じ... ですが、見ての通りレールがはまりません。
古いモンだし変形したのかな?と思っています。いま使うとなるとレール側を削らないといけませんね。
無理してレールをはめようとしたら真ん中からパックリ折れてしまい、1つお釈迦になりました。

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品名「はしげた」 1975〜79年頃
レール固定用の突起が付いた2代目の単線橋脚。オレンジの方が古く、黄色い方と突起の形状が異なっています。
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初代ほどではありませんが、なんか頼りないですね。

そしてその頼りないところを改善したのがこちらです。
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品名「単線はしげた」「単線橋桁」「J-13 単線橋桁」 1980〜80年代終盤
レールを完全に固定する爪がつきました。有能。奥のものは90年代の「ミッキーポッポセット」に入っていた色違い個体。

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品名「橋桁」(仮称) 1972〜2010年
ロングセラーだったレンガ積み風の橋脚です。単品発売は無かったはずなので品名は仮称としました。
これにも色違いがありまして、例えば「C-62こうかセット」というセットには緑色のものが付属していたそうです。
これが付属していた商品は、古い順に
「プレートガーター」
「てっきょうレール」→「鉄橋」→「J-03 鉄橋」
「大てっきょうレール」
「大鉄橋」→「J-04 大鉄橋」
「J-04 ニュー大鉄橋」
「J-20 ガーター橋」
そしてその他諸々のセット。「ニュー大鉄橋」が「大きな鉄橋」に置き換わる際に橋脚も更新され絶版となりました。
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初代「大鉄橋」の初期金型。エモい。
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二代目「大鉄橋」だとこんな感じ。これもエモい。

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品名「ふくせんはしげた」「ふくせん橋桁」「J-15 複線橋桁」 1968〜88年頃
プラレールの世界に複線システムが誕生したと同時に発売された橋脚。早期に絶版したと思っていましたが、商品番号が付く頃まで売られていたのは驚きです。
これの登場で高架複線が組めるようになりました。これもロングセラーでしたが、おそらく複線ブロック橋脚が発売されたあたりで絶版になったと思われます。
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複線対応なのでもちろん複線レールを乗せる前提の構造です。

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品名「ブロック橋脚」「J-14 ブロック橋脚」 1985〜現行品
レールを重ねられるようになりました。右のものは旧タイプ。
黄色、灰色の他に限定品などで色々なカラーがあります。

以下 番外編

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1983年に発売された「ライト付 東海道山陽新幹線セット(開通20周年記念 新幹線専用高架レールセット)」に入っていた橋脚。名称は「高架橋はしげた」です。
スラブ軌道イメージの高架レールを繋げた状態で一体に見せるために、ジョイントが橋脚側に付いた特殊なタイプ。コンセプトとしては下のものと似ています。
この新レールのせいか否か、エンドレスレイアウトなのに定価が5000円近くになってしまいしばらく売れ残っていたという話があるセットです。
一発ネタと思われたこの橋脚とレールですが、1997年に「北陸新幹線 あさま開業記念セット」「秋田新幹線開業記念セット」「500系新幹線のぞみ号セット」で復活。新幹線専用と言うだけあり新幹線セットで再登場しましたが、現行品の高架レールがプッシュされた為にこの4セットのみで姿を消しました。

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こちらは2008年に発売された「ありがとう夢の超特急 新幹線ひかり号セット」に入っていた橋脚。高架レールと一体に見えるのでスッキリとした見た目です。

紹介してきた橋脚の他にもまだ未保有のタイプが残っているので、いつか全ての橋脚を揃えてみたいです。
以上、プラレールの橋脚についてでした。

おまけ 旧・高架レール↓
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