【プラレール】クロスはねばしセット

知人から預かっているプラレールの中に相当なレア物が含まれているので、紹介します。

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「クロスはねばしセット」

1976年に発売されたものです。知人曰く「昔フリマで400円で買った」とのこと。
残念ながら箱は痛んでいます。こんなものが400円で転がってることがあるのか(困惑)

箱は当時のセットの基本形だった「レイアウトを眺める子供」の写真ではなく、イラストとレイアウトを合成した珍しいタイプです。
このイラストタイプで発売されたセットはこれと「フェリーボートセット」のみ。

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箱側面。レイアウトプランとEF15の電池の入れ方、そして基本レイアウト図が印刷されています。

全てのプランに駅が置いてありますが、線路にすら接していないのにそんな無理して置く意味はあるんでしょうか...

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中はこんな感じ。通常の直線レールではなく1/2直線レールが入っているので、上図のプランのように内容物のわりにはレイアウトの自由度は高め。
EF15は黄色バージョン。後部デッキは欠けています。
青い90°小曲線レールも相当珍しいものです。

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レイアウトを組んだ状態。コンパクトです。このセット限定の赤いクロス跳ね橋が良い味を出しています。

なかなか、というより全く出回らないセットです。
2016年12月に放送された「開運!なんでも鑑定団」で売りに出されたプラレールの中にこのセットもありましたね。完全品は現在タカラトミーが保存しているようです。

クソザココレクターとして、この激レアセットが手元にあることを嬉しく思います。

おまけ

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クロスはねばしの本セット品と通常品。

その両方を使ったレイアウト↓

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ケバい。

【プラレール】リニアモーターカー

リニアモーターカープラレールと言えば、L0系が笛コン仕様で発売されたり、日車夢工房限定品で発売された事もありますが、ここでは絶版品の方を取り上げます。

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品名はそのまま「リニアモーターカー」。
発売期間は1990〜97年。このタイプの箱は1990〜94年のもので、蓋が文字だけのものと写真入りのものが存在します。こちらは前者のいわゆる「文字箱」です。

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既に20年以上前に絶版となっている車両ですが、今でも中古人気はイマイチの不憫な商品です。

正直、一目見ただけでは「あぁ、リニアモーターカーっぽい車両を作ってみたのね」くらいにしか思えないようなフォルムですが、実は「MLU00X1」という1988年にJR東海が製作したモックアップが車体のモデルとなっています。試作品の段階では、商品名を「リニアエクスプレス」としてそのままMLU00X1として製品化するつもりだったようですが、塗装コストがかかるせいなのか実現しませんでした。

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上の写真では見えませんが、浮上式リニアを表現するために透明な樹脂を車輪としています。最近のL0系も同じく透明車輪です。

モデルのMLU00X1の実物はメタリックな紺色をしていたのですが、プラレールでは白い車体に赤と黄色のラインになっています。

あくまでも推測ですが、山梨実験線が完成する前に実験を行っていた宮崎実験線の試験車両「MLU002」の塗装を基にしたんじゃないかと考えてます。納得すると思うんで検索してみてください。

この金型、平坦な車体を表現するためにドアモールドと貫通路以外全てをのっぺりに仕上げた結果、使い勝手が良いモノとなってしまい、足回りは「WIN350」に、車体は「ホワイトプラレール」や「ポケモンブロック リニアでGO!」、更にはプラレール博の記念品などに化けるなど結構使い回されています。

側面の「JEX007」はおそらくJapan Expressの略で、007は当時までに実験で使用されていた6車種の次世代型という意味なのかなぁ思います。(ちなみにLSM200という実験"機材"を含めると8番目になります)

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スーパーひかりと合わせて90年代当時の「近未来」を作ってみました。過去の未来。

第4回 鉄道模型広場 in ルミエール府中

10月初週の3連休の土日、6日と7日に「第4回 鉄道模型広場 in ルミエール府中」が開催されたので、参加してきました。

その様子の記事です。

設営日(10/5)

諸事情(お察しください)により平日夜にスピード設営をする事となった金曜日、仕事終わりや学校終わりのメンバーが爆速で会場に集結。施設の閉館時間ギリギリまで準備を行いました。

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会場は第1回・第2回と同じ小会議室。今回の机配置は口の字型を基本にレイアウト構想に基づいて所々の面積を広く取ったタイプ。

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敷いてみたは良いものの、下段の列車が橋脚上部に干渉したり下段線路を外に逃すとレイアウトが完成しない等の問題でボツとなった旧複線橋脚を使った二重線路。

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高低差のある机を跨ぐ所ではアドバンス坂を使ってみたのですが、やはり車両が引っかかる事が分かった為に橋脚をブロック複線橋桁に変更して上段は鉄橋にしました。

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というわけで全景...と言いたいところですが撮り忘れてしまったので、帰り際に外側から見た会場を。

1日目(10/6)

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まだ車両が置かれていない車庫。開場までの間、昨日の続きで未完成部分の設営を続けました。

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朝10時に開場。レイアウトも完成間近です。(2時間やってまだ完成していない)

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車庫は客車だらけ。寝台車多めという事もあり583系の姿も。
本線を走るのももちろん寝台特急です。

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前回好評だった私担当の日本製ランド。前回の展示で満足していたので、今回は特に考えてなかったのですが「またやろうよ」とお声かけ頂いたので小規模ながら設置させて頂きました。

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右から来場者持ち込み線、在来線用本線、新幹線用本線、そして下に伸びるのは単線の汎用エンドレス。
汎用エンドレスはスタッフの気まぐれで沿線の京王線が走ったり貨物が走ったりよくわからん混結列車が走ったりします。
ただ机を跨ぐだけなのも素っ気ないので、駅や松の木などのストラクチャーを配置しました。新幹線の線路をちんちん電車が走っています(なぜ?)
富士山があるので多分静岡です。

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京急P君担当ゾーンの二層地下グランドステーション。大仏の前で準備運動をするプラキッズたち、どういうシチュエーションなんでしょうか。

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閉場1時間前には府中運転会恒例のナイトモード。スポットライトが良いですね。

閉幕後はスタッフ向け撮影会の時間。

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「電動用橋レール」が銀河鉄道999のカタパルトレールっぽいという理由で即興で組み上げたモノ。人気の撮影スポットとなりニッコリです。

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閉幕後の全景。開幕前と比べるとレイアウトの変更や情景密度の増加がよく分かります。(肝心の同じアングルでの開幕前写真がない)

2日目(10/7)

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前日の銀河鉄道999を常設化したものと、雅さんのドクターイエロー、そしてその上を通る即興で作ったモノレール。モノレールは開場前に電池を入れたら一瞬動いたのですがそれからだんまりとしてしまい、ただのオブジェとなってしまいました。

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エンドレス線(D-51こうげんのえきセットそのまま)を築堤レールとアーチ橋に置き換えた私のブース。
ルミエールさんに「レトロこーなー」のポップを作って頂きましたw
府中運転会恒例のコーナーになりそうです。

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小田急相模原にて同日程で開催されている「オダサガロードフェスタ」のプラレール展示から入れ替わりでやってきたスタッフの車両たち。
初日は五号機作の客車メインでしたが、2日目は空転さんとえちごやさんの583系や、雅さんのE233系419系などが入り乱れてカオスな車庫になっています。

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???「なゆほさん見て見て、歴代東海道線車両並び」
ワイ「アァ゛!!!!!!」

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世代交代による廃車体の搬出は基本。

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将軍さん209系1000番台と、丁度車庫に置いてあった103系を並べて往年の常磐線ごっこ。かっけ〜。

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2日目のナイトモード。電装された車両がエモエモのエモですね。

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輸出だ輸出。


というわけで、第4回 鉄道模型広場 in ルミエール府中でした。
無邪気に(言うほど無邪気でもない(真剣))おもちゃで遊ぶのはやはり楽しいですね。

次回は来年の春、再び第3回で使用した大きなホールで展開します。



togetter.com

↑Togetter

fukuen-4468.hatenablog.com

↑福遠さんの記事。こちらもどうぞ(相互リンク)(古のインターネット)(キリ番踏み逃げ禁止)(BBS)(高速で反復する文字)(突然流れるMIDI)
「シン・プラレールのすべてを製作予定」と書かれていてビビりましたが、90年代後半以降の製品を体系的にまとめた資料があまり無いことを不満がってる節があるのは事実なので、いつかなんらかの形で発表してみたいとは思っております。

夏休み総括2018

夏休みも終盤。9月に入り気温も下がり始め、夏自体が終わった感じが甚だムカつく。もうしばらく8月が続いてほしい。

暑いのは嫌いだけど暑いのは好き(意味不明)(矛盾)(伝われ)

こんなオタクの日記なんて誰が必要としているのか、これを書こうとした時に思ったが、偉人の日記よろしく何十年後かにインターネット・オーシャンからサルベージされて研究対象になるかもしれない。ならんな。

わたくしに影響されてブログを始めたと思しき大学の友人たち、毎日更新するぞ!とか定期的に更新するぞ!などと豪語していたが、もう誰も更新していない。真剣にやってほしい。


ちなみに相変わらず月ノ美兎にハマっている。



8月2日

入っちゃっ…!
入らないみたい…
入っちゃっ…!
入らないみたい…
入っちゃっ…!!!!
『ボタンを押せ!!!』
ったぁ!!! (キュインキュインキュイーーーン!!!)
あ〜暑すぎ! (筐体の上部からFラン大学生が生えてくる)
『夏休みモード突入!』


共にコミケに行く地元の友人と作戦会議。大層な表現だが本当に作戦会議である。


8月3日

サークルチェック。予算と相談しながら買いたいサークルを選別する。

友人と連絡を取り合いながら、好きそうなサークルを互いに教え合う。そんな事をしていたら陽が暮れた。

1年以上消息を絶っていたフォロワーが突如復活して驚く。


8月4日

友人と外出。目的を済ませた後は別れて大手町へ向かった。

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これを撮りたかった。


8月5日

束の間の何もない日、と言いたいところだが夜は外食だった。夏休みなのに一日中家にいられない。


8月6日

6年以上相互フォローで交流のあるフォロワーと初対面からのサシ飲み。「リズと青い鳥」の話題など、オタク・トークで盛り上がった。

み〜ぞせんぱぁ〜い。

ちなみに新宿から新橋まで歩いた。なぜ。


8月7日

友人にコミケの事について聞きたいと呼び出され、そのまま地元のレストランで食事。


8月8日

刻一刻と迫るコミケに焦りながらサークルチェックを進める。

最悪な事に大学へ行く用事ができた。シバくぞ。

夜、Windowsが吹き飛ぶ。


8月9日

明日はコミケだ!と大暴れしていたら陽が暮れた。サークルチェックが進まない。


8月10日

コミケ初日。個人参加ではないので、朝から晩まで冗談抜きで忙しかった。


8月11日

二日目。代理購入で女性向けに派遣される。

女性向け同人の文化は分からないのでしどろもどろ。依頼者様には申し訳ない気持ちである。


8月12日

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しっちゃかめっちゃか。


8月13日

ものすごい雷雨だったと記憶する。1日ズレていたら戦利品が死んでいたところだった。


8月14日

諸事情で再び東京ビッグサイト周辺へ。ついでに寄ったが、何もイベントが開かれていない日のビッグサイトは新鮮。


8月15日

久しぶりに何もない日となり、ゆっくり休む事ができた。こうも予定が立て続けにあると何もない日ですら何かしら書かなければならない気持ちに駆られる。


8月16日

営団地下鉄のサインシステムを探す目的でメトロ24時間券を使って都内をフラつきまくった。

これを書くためである。


8月17日

お誘いを受け、国際鉄道模型コンベクションのとあるブースでスタッフとして参加した。

自分の言えた事ではないが、鉄オタのコミュ障の多さを身を以て実感。ちゃんと話してほしい。


8月18日

引き続きスタッフ。まさか2週連続でビッグサイトに来る用事が出来るとは思わなかった。


8月19-22日 帰省

8月19日

昼に実家に着くように新幹線に乗る。弁当とハイボールを嗜みながら、昔100系ひかりで帰省した事を思い出す。


8月20日

墓参りに出かけた。色々な合間を縫って時間を作っているので、帰省の日数が短くて不満げなわたくせ。


8月21日

帰省時恒例、関西旅行。三重の亀山に実家があるので、関西方面へのアクセスは便利な方である。

京都と神戸に出向いた。

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鴨川。京都の夏は暑い。


8月22日

ぐえー帰りたくないンゴwと言いながら東京へ戻る。


8月23日

帰省を含め夏休みの予定を全て終わらせた。正真正銘何もない日の到来である。

夏休み期間なので名目上は休んでいるが、身体的に見ると今日の今日まで無休だった。

なお特に何もない日は夜に労働をしているので、本当に無休である。


8月24日

フォロワーと上野公園で酒盛り。ド底辺みたいだがこれはこれで楽しい。


8月26日

中学時代の友人に「会社の飲み会で高級店ばかり連れていかれて肩身が狭いので庶民的なところに行きたい」と言われ、貴族かおめえはなどと思いつつサイゼリヤで食事。


8月27日

眼鏡が折れる。店に行くと保証対象期間を外れたので一万ウン百円頂きますね〜と言われ、自分の不注意による予定外の出費にヘコむ。


8月28日

眼鏡を新調。と言ってもレンズはそのままフレーム交換である。


8月29日

友人らと服を買いにアウトレットへ。陰キャオタクのくせにアウトレットで買い物〜?wって感じだが、「や、ぼくはオタクじゃないんでね✋」の顔つきでジージャンを購入した。


8月31日

nayuho.hatenablog.jp


9月1日

月ノ美兎委員長の百物語配信を翌朝まで7時間ぶっ通しで聴いた。


9月2日

一日中何もなく休める日を望んでいたくせに、本当に何もないと逆に物足りなくなってくるので、ラーメンを食べに出かけた。地元の店だが。


9月3日

自室でのんびりしていたらゴキブリが出現して最悪の顔つき。


9月4日

淫夢動画漁りで1日を潰してしまった。ホモガキの復活である。


9月5日

またメトロ24時間券を使って都内を放浪した。

元町公園に行ったのもこの日である。


9月6日

寝てたら1日が終わってた。


9月7日

6年ぶりに再会するフォロワーと、2年ぶりに再会するフォロワーとで秋葉原で飲み会。この6年で自分らのTL上で起きた話題などを振り返って盛り上がった。


9月11日

国立科学博物館の特別展「昆虫」に行ってみた。平日昼間とは言えそこそこ混んでいた。

小さい頃はムシキング太郎だったので、知識として知っている昆虫の実物を標本ではあるものの初めて目にする事ができて満足した。

nayuho.hatenablog.jp

↑これもどうぞ。



で、今日に至る。今年の夏休みは濃いものになったと思う。その分大学が始まるのが心底嫌で現在進行形で大暴れしている。

夏休みを返してくれ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!(オタク・スクリーム)

上野公園裏の近代建築など

先日、上野の国立科学博物館で開かれている特別展「昆虫」を見に行った帰り、このまままっすぐ家に帰るのも面白くないなと思いこの辺りで何かなかったかと考えたところ、上野公園の裏に近代建築がある事を思い出しました。

湯島の方へ歩けば旧岩崎邸庭園がありますが、そこはガン無視して根津側を歩きます。

上野公園自体、近代建築の宝庫とも言うべき場所ですが、ここを巡るのはまたいつかにして公園の裏の方へ。

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科学博物館を出た右手を通る都道452号線。写真奥に向かっていきます。

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黒田記念館の向かいにある京成線の博物館動物園駅駅舎(1933年)

足場に囲われていたのでビビりましたが、どうやら今年秋の一般公開に向けて工事中だそうです。知らんかった。

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東京藝大に挟まれたところを進んでいき、信号に当たったところで左手へ。上野公園を縁取る狭い道路を歩いて、上野高校を過ぎたあたりの清水坂のカーブの地点にコレがあります。

ただ「上野公園の裏にレンガの建物がある」という情報だけを持って見に行ったので、まるで何の建物かも分からず直感で「変電所みたいだな」と思ったのですが、どうも本当に都電の変電所だった建物だそうです。

現在では上野動物園の倉庫として使われていて、近年まで蔦に覆われていたようですがリニューアルされたみたいです。

なぜこんなところに変電所があるのか、後ほどぼんやりと分かります。

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下ってきた清水坂。人だらけの上野公園の裏にこんなひっそりとした道があるとは。右は動物園です。

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坂を下りきったところにあった防火水槽。「用水 汲川」と読めますが、汲川ってなんでしょう。字面からは簡単に連想できますが調べても何もヒットせず。

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防火水槽がある丁字路を左に曲がった先にあるのは上田邸(旧忍旅館・1929年)

東京都選定歴史的建造物で、玄関先には看板が設置されています。最上部のギャンブレル屋根と丸窓がいい味を出していますね。

水月ホテル鴎外荘の前を通り過ぎると、動物園の敷地に挟まれた場所になります。

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上野精養軒本店(1960年)

海沿いリゾート地のホテルような佇まいで好きな雰囲気です。

さて、この向かいにあるのが...

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都電の廃線跡。左手の動物園の敷地となっているところに1971年まで都電の専用軌道がありました。変電所があったのはこの路線のためなんでしょうね。

地上から見るとどこに線路があったのかすら分からないほど整備されていますが、航空写真を見ると廃線跡がはっきり確認できます。

この線路は不忍通りで併用軌道になっていました。専用軌道跡には建物が建てられていて辿れないので、不忍通りとの合流地点に回ります。

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池之端二丁目に入る手前、旧停留場跡地を整備した池之端児童遊園に7500形が保存されています。

児童遊園というわりには遊具もない上に線路用地そのままなので狭いのなんの、ベンチが置いてある程度の休憩スペースという感じです。

7500形懐かしいですね。全廃からもう7年経ちます。

以上。

元町公園(文京区)

「元町公園」と言うと横浜市のものが有名ですが、東京都文京区にも同じ名を冠する公園があります。

関東大震災によって大規模な火災に見舞われた東京市は、復興計画で防火帯の役割をする公園の整備を行い、隅田公園錦糸公園・浜町公園が造られました。
また、焼失した小学校の再整備と共に隣接する形で52ヶ所の小公園も整備されました。小公園は時代の移り変わりによって再整備されたり再開発されたりと開園当時の面影を残す所が減ってしまいましたが、この元町公園は現在でも当時の雰囲気を残しています。

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昭和5年(1930年)の開園で、旧元町小学校に隣接しています。
外堀通りに面した入り口。どことなく旧帝国ホテル中央玄関みたいな重厚な雰囲気ですが、ただの公園です。

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くり抜かれた十字の意匠の壁と装飾で固められた擁壁。

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入り口から上がって左手に行くと見える水階段。児童公園というよりは庭園的な雰囲気です。

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端にある角柱の上には彫刻。たぶん鷲。
外堀通りを見下ろそうにも木が生い茂っているのでよく見えません。開園当時は遠くまで見渡せたのかも。

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石の削り出しで造られた砂場と滑り台。こういった遊具は復興小公園の特徴だそうですが、残す所はここを含めて数ヶ所。

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初音坂に面する入り口は特に装飾もなくひっそりとしています。黒いモダンな外柵は第二次世界大戦中に金属供出で失われたそうですが、昭和50年代に復元されています。

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再び水階段。訪れたのが平日昼だったのもありますが、公園に人影は少なくオッサンがベンチで休んでいる程度。木々も鬱蒼としているので夜に来ると怖そう。

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モダン。階段に手すりがない公園も今では珍しいのではないでしょうか。


開園  昭和5年(1930年)
所在地 東京都文京区本郷1-1

東京メトロ24時間券を使って都内を放浪した回

特に予定もなくバリに暇な8月最後の日、家でダラけてるのもいかんなとフラッと散歩に行く事にしました。


全くの無目的というわけにもいかないので、何かおもろいもんは無いかと調べて目についたものを見に行くというスタイルで行きます。

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渋谷で24時間券を購入し、浅草まで乗車。600円で24時間乗り放題ですよ。

先日ツイッターを眺めていたら「銀座線の放送が更新されている」というツイートが流れてきたので、「あっ聴きに行きてえな」と思い最初に乗る路線に銀座線を選択。
乗りながら確かに更新されている事を確認しました。8月31日時点で旧放送が残っていたのは表参道と浅草のみ。

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それにしてもオシャレな駅になりましたね。凌雲閣を見に行った時も思いましたが。

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ホームは改装するのに通路は手付かずなのか(困惑)などと思いつつ、地上に出ます。

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浅草と言えば浅草寺ですが、オタクである私は「や、浅草と言えば神谷バーでしょ(眼鏡クイ)(鼻息ブシュー)(脂汗ダラー)」といつも言っています。電気ブラン飲みたい。

メトロ24時間券を持っているのでメトロ以外に乗るわけにもいかず、とりあえず近場にある日比谷線に乗ろうと三ノ輪まで歩きます。

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クソ暑い中ヒイコラ言いながら三ノ輪着。
三ノ輪と言えばこれですよね。梅沢写真会館。
1927年竣工の近代建築で、元々は都電荒川線を建設した王子電気軌道の本社だった建物です。

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クソ暑いので三ノ輪駅に逃げ込んだんですが、地下駅のくせにここも暑くてオタクみたいな顔つきになってしまいました。
駅全体を冷やせる冷房が設置されてないようで、ホームに等間隔で設置してある古めかしい冷房機の前に立ってただでさえ乱れている髪の毛を乱しながら電車を待ちます。

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茅場町まで乗って東西線に乗り換え。リニューアル工事中で壁はコンクリ剥き出し、天井はやっと化粧板が貼られ始めたみたいで虫食い状態でした。

三田に気になる物件が複数あるので、それを見に行こうと茅場町飯田橋白金高輪と移動。

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気になる物件①
東京旧15区、芝区の住居表示。三田5丁目にあります。

魚籃坂下交差点から魚籃坂をグイグイ登り、伊皿子で曲がって聖坂へ。三田・泉岳寺周辺はやけに坂が多いので脚がへたります。

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気になる物件②
聖坂の中程にある三田東急アパートメント。1957年竣工の本館と、1970年竣工の別館からなる巨大なアパート。
2009年に閉鎖され、今は廃墟になっています。よくこんな土地で9年間も放置されてたなと思うばかり。

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囲いが置かれているので近々解体工事が始まるみたいです。

この真向かいに丹下健三設計の特徴的な建物が有名なクウェート大使館がありますが、写真を撮っていないので割愛します。

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気になる物件③
「蟻鱒鳶ル(アリマストンビル)」
聖坂の下の方にある、2005年から所有者さんが一人で建設を続けているなんともユニークな形状のビル。こういうの好きです。最終的にどんな形になるのか気になりますね。

この辺りまで来るとメトロの路線が無いので、都営三田線を使って日比谷に出ます。

日比谷に着く頃には"はらぺこおたくむし"になっていたので、帝劇地下のレストラン街で腹ごしらえ。

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千代田線ホーム。ホームドアが設置されていました。
壁に営団サインと柱にエモエモ書体のサインがあったのでまとめて撮った一枚。
ここから大手町まで乗って、東西線に乗り換え門前仲町へ。

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門前仲町で見たかったものがこちら、深川東京モダン館。
関東大震災の復興建築として1932年に建てられた公営深川食堂の建物です。
現代でも十分通用するデザインですね。「200X年に表参道に建てられたオシャレビル」みたいなキャプションがついても違和感無い気がする。
今は観光案内所として活用されています。

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直線的なデザインかと思えば角に丸みがあり、モダニズム建築の特徴が出ています。
今回は中には入らなかったので、今度来る時は入りたいところ。

門前仲町の駅に戻り、大手町から千代田線で湯島へ。

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都民なのに一度も来た事がなかった湯島天満宮。改修工事を行なっているみたいでした。

この時点で18時。そういえば新宿小田急百貨店551蓬莱が来てるんだったな〜と思いつつ営業時間を調べると20時半までだったので、湯島で放浪を切り上げる事に。
上野広小路駅まで歩き、赤坂見附乗り換えで新宿まで。

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催事場に着いてみると結構長い列が出来ていたのですが、無事に買えました。東京にいながら551の豚饅が食べられるのは最高ですね。
豚饅おいしかった。

営団地下鉄のサインシステム

サインシステムと聞いて何を指すのかピンと来るのはおそらくオタクとデザイナーくらいのものだと思いますが、今回はそのサインシステムを取り上げます。

サインシステムとは

サインシステムとは言い換えれば案内板の事で、駅やデパートとかで天井からぶら下がってたり壁に設置されていたりするアレです。日本では1964年のオリンピックを機に誕生、1970年の大阪万博から徐々に普及していきました。ありとあらゆるサインシステムを取り上げているとキリがないので、最近探し回った営団地下鉄のものについて述べていきます。
営団では、改札口を緑地、駅入口を青地、出口を黄色地と色分けしていました。出口案内の黄色地は他事業者でも一般化していますね。

ここでは現存する営団タイプのサインを種類別に紹介していきます。

[2020年12月23日 追記] 当記事の終わりにメトロが2020年を目処にサインシステムを置き換える旨のリンクを貼りましたが、2020年も末になってきたのでここで紹介しているもので撤去を確認していないものの大半が既に無くなっている可能性があります。今後サインシステムを巡る際はご注意ください。

サインシステム導入前のサイン

その前に古い方のサインを紹介しておきます。
営団地下鉄は視認性に優れたシンプルな案内板を1973年に開発、翌年から全駅に広げていきました。それ以前の案内板は文字と矢印だけというシンプルなもの。
当時のものは現存数が少ないのですが、一部の駅で現役だったり化粧板の裏に隠れてたりします。
以下のものはその旧案内類。

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(銀座線渋谷駅1番線 2015/8/15) 〈撤去済〉

こんな写真しかなくてアレですが、渋谷駅の改装工事で現れた駅名標です。同じタイプのものが表参道駅の旧ホームにも残っていた気がします。
他の駅でも壁面タイルや化粧板を剥がせば出てきそうです。

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(日比谷線茅場町駅 2018/8/16)

最近綺麗にリニューアルされた日比谷線茅場町ですが、なぜかこれが残されています。

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(新宿駅A18出入口 2018/9/5)〈2019/2/23 撤去確認〉

これもおそらくサインシステム導入前のものでしょう。手で切り抜いたと思われる文字。

ではサインシステム導入後のものを載せていきましょう。

駅名標

吊り下げ型

壁に設置されていた地上出口誘導標と番線方面標は全て東京メトロタイプに変わってしまい、営団型は見られなくなりました。
なので駅出入口駅名標やホーム駅名標、注意喚起案内などを中心に古いものを探してみました。

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(九段下駅1番線 2018/7/27)

地下駅では珍しい吊り下げ式の営団様式駅名標です。日本語フォントは有名なゴシック4550、欧文フォントはAkzidenz Grotesk(らしい)です。

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(虎ノ門駅2番線 2018/6/17)

虎ノ門の吊り下げ型。ラインカラーで文字を挟むのが吊り下げ型の特徴です。

葛西〜西船橋四ツ谷茗荷谷綾瀬・北綾瀬などの地上・高架駅にあった吊り下げ型は既に消滅しています。

壁設置型

ラインカラー入りの大型と駅名だけの小型があります。前者は駅のリニューアル工事で全く目にしなくなりました。

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(方南町駅1番線 2018/7/19) 〈2018/11/11 撤去確認〉
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(南砂町駅2番線 2018/8/16)
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(日本橋駅3番線 2018/9/5)[2018/9/22 写真追加] 〈2018/10/28 撤去確認〉
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(虎ノ門駅2番線 2018/6/17)
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(池袋駅2番線 2018/11/11) [2018/11/13 写真追加]
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(築地駅2番線 2018/8/16)
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(秋葉原駅2番線 2018/8/16)
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(銀座一丁目駅2番線 2017/7/16)
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(新富町駅2番線 2018/8/16)
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(外苑前駅1番線 2018/9/29)

小型のものは比較的多く残っています。
ちなみに虎ノ門駅のモノはゴシック4550ではなく、TBゴシックが使われています(何故)。

列車接近表示器

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(新木場駅1番線 2018/4/30)

列車接近表示器。列車が接近すると文字が光るだけのシンプルなもの。以前はそこら中の駅で見られましたが、今では新型への置き換えが進んで少なくなりました。何故か有楽町線(副都心線池袋駅含む)で結構残っています。

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(方南町駅1番線 2018/7/19) 〈2018/11/11 撤去確認〉

接近表示器の亜種とも言うべきモノ。接近表示器とは違い、番線表示含めて全て黒地です。

駅出入口駅名標

お次は駅出入口のものを紹介していきます。

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(町屋駅2番出入口 2018/8/16)
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(新橋駅2番出入口 2018/8/10)
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(大手町駅E2出入口 2018/8/4)
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(竹橋駅3b出入口 2018/9/15)[2018/9/22 写真追加]
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(原木中山駅東口 2018/9/5) [2018/11/14 写真追加] 〈2019/2/23 撤去確認〉

駅名、ラインカラー、路線名だけが書かれたシンプルなもの。路線記号と駅番号は民営化と同時に制定されたので後付けです。
竹橋駅のものは路線記号のない原型。

誘導標

目的地の方向を示す誘導標。今では相当減っているので、2018年現在ではあまり見られなくなりました。

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(町屋駅2番出入口 2018/8/16)

矢印が黒地に白抜きなのが営団サインシステム最大の特徴です。このタイプは相当減りました。

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(日比谷駅A9出入口 2018/8/16)

残っているのが不思議なくらいデカデカと張り出されています。色褪せがスゴい。

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(竹橋駅3b出入口 2018/9/15)[2018/9/22 写真追加]
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(新宿駅A10出入口 2018/11/11) [2018/11/14 写真追加]

メトロのロゴが入っている民営化直後型。

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(銀座線渋谷駅1番線側改札 2018/8/16)

渋谷のコレは営団様式なのですがフォントが違うようです。

路線図

以前は柱巻きタイプもあった路線図ですが、現存しているものは階段などに設置されている横に長いものだけとなりました。

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(茅場町駅1番線側東西線連絡階段 2018/8/31)[2018/9/2 写真追加]
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(原木中山駅 2018/9/7)[2018/9/22 写真追加] 〈2019/2/23 撤去確認〉
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(神楽坂駅1番線 2018/9/7)[2018/9/22 写真追加]

最近めっきり減った営団タイプの路線図。今はデザインを踏襲してフォントなどを変えたメトロタイプの路線図が主流です。

「地下鉄」

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(交通会館 2018/1/14)
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(大手町駅A4出入口 2018/8/4)

誘導標・駅名標の一部。民営化以前は全駅の出入口看板で見られたフォントですが見なくなりましたね。

その他

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(霞ケ関駅コンコース 2018/8/16)

地下駅特有の「漏水に気をつけろ」ってだけの案内板。これはそこそこ見かけますね。改札の端に佇んでるのを目にします。
遠目でも何か注意してほしい事なんだなと分かるデザイン。

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(町屋駅1番線 2018/8/16)

駆け込み乗車への注意喚起。

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(町屋駅 2018/8/16)

構内終日禁煙のサイン。「帝都高速度交通営団」の上から「東京地下鉄株式会社」を貼ったものです。

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(日比谷駅4番線 2018/8/31)[2018/9/2 写真追加]

「ここらへん混むしちょっと進んでほしい」のサイン。

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(日本橋駅3番線 2018/9/29)[2018/11/14 写真追加]

「ここらへん混むしちょっと進んでほしい」文字だけVer.


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(北千住駅1番線 2018/8/16)[2018/9/2 追加]

3列乗車。

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(池袋駅2番線 2018/11/11) [2018/11/13 写真追加]

4列乗車のものも発見。

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(原木中山駅2番線 2018/9/5)[2018/9/22 追加]

待合室。

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(築地駅 2018/8/16)

エスカレーターの注意喚起サイン。これはあまり見かけないような気がします。

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(荻窪駅 2018/9/5)[2018/9/22 写真追加]

駅施設ご案内。券売機のピクトグラムが設置された時代を物語ります。

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(茅場町駅9番出入口 2018/8/31)[2018/9/2 追加]

あのフォントの「地下鉄」と赤い矢印、SUBWAYの文字。
今でも一部駅のコンコースで現役です。

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(茅場町駅9番出入口 2018/8/31)

こちらは「出口」
少し前までよく見かけた気がします。上の「東京メトロのりば」のサインは営団時代のものではないものの、ラインカラーが無い珍しいタイプです。

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(霞ケ関駅 2018/8/16)

真横にメトロ様式サインが出てるのに何故か今でも置かれている古めのサイン。

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(永田町駅 2018/8/6)

同じく古いもの。サインシステム準拠かどうかは微妙ですが一応載せておきます。

終わりに

以上、この記事を書いている時点で現存している営団時代のサインを載せてきました。
東京メトロでは2020年を目処に全駅のサインを新型に置き換える計画を進めているようで、これら現存しているものも近いうちに消滅しそうです。
こう見てみると白地の旧サインの方が見やすいのかななどと思いますが、案内表示の多言語化に追従する形でサインそのもののデザインも変えていくのが世の流れなのかもしれません。