東京駅前広場が(ほぼ)完成したので見に行ってきた話

土曜日、朝から綺麗な晴空で散歩日和みたいな陽気だったのですが、特に出かける理由もないので引きこもろうとしていました。

というところでこんなニュースを発見。

www.asahi.com

東京駅前丸の内広場が完成したそうじゃないですか。

www.metro.tokyo.jp

正確には7日に完成するみたいですが、三角屋根時代から何度も見てきた東京駅周辺の工事がついに終わると思うと居ても立っても居られず、見に行くことにしました。

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iPhoneのパノラマ撮影を使って撮影。影がかかる時間だったのでめっちゃ補正をかけて明るくしてます。

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行幸通り側から。空が思いっきり白飛びしてるのが痛いです。

ともかく、ついに行幸通りから東京駅駅舎を一望できるようになりました。良い眺めです。

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東京中央郵便局の屋上から広場を撮影。綺麗になりましたね。

以下、過去の写真

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今年の7月16日に撮影したものです。工事用フェンスの有無だけで印象が変わりますね。

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同日の広場。この当時はもう完成したもんだと思ってましたがまだ工事色が強いですね。

広場の完成で東京の玄関口としてふさわしい場所になったと思います。

【プラレール】摩擦ゴムの交換

先日「ライト付きひかり号」を不動品として入手したのですが、旧動力の不動品というと大抵はモーターのグリスが固まっているだけなので、電池を入れて動力伝達用のギアをゴリゴリ回してみました。

案の定復活したのですが、ギアについている摩擦ゴムが劣化していたので写真のようにボロボロになっていまいました。

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硬化してギアにまとわりついてたので、鋭利なピンセットを使って除去。

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(取れなかったところがあるけど)まぁええわ(適当)

 

というわけで代用できそうなものを買ってきました。

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比較のつもりで二種類。東急ハンズで内径5mm・外径7mmのシリコンチューブを20cmと、チューブと同じくらいの内径のオーリングシリコンを購入。

比較した結果、チューブの方が良いかなと思いこちらを使うことにしました。

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はめてみました。若干緩めだったので内径4mmの方が合ってたかなと思いましたが、走らせても脱落しなかったのでヨシとします。ちなみに車輪のゴムも硬化していたので新品に交換しました。

 

家でレイアウトを組んで走らせる事があまりないので運転会で走らせられたらいいなと思います。

【プラレール】青いD51と青鼻ひかり

趣味のひとつにプラレールがあります。男の子なら小さい頃に一度は遊ぶかもしれませんが、そこからのめり込んで大人になってからも遊び続ける層が一定数いるみたいです。(私がそうです)

 

とは言っても、昔みたいに部屋でレールを広げて走らせるという事はもうやらなくなりました。ここ数年はコレクションと改造の方を主としています。

プラレールは再来年で誕生60周年となるロングセラーのおもちゃです。なので入手困難品が数多とあります。

その中でも運良く入手する事が出来た品を2つ紹介します。

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まずはこちらから。昨年ひょんな事から手に入れる事が出来た激レア品、青いD51です。残念ながら箱は無く、本来赤い貨車に載るはずの自動車も無ければ貨車は2両とも連結器が欠品という状態です。

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(背景がものすごく白飛びしてますが)側面です。

 

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比較用に黒いのと並べてみました。

1973年の1年間のみ、単品とセット入りでそれぞれ世に出回ったという情報があるだけで、ファンの間では幻のプラレール扱いされているようです。「ふみきりえきセット」に比べたら幻度合いは低いと思いますが。

余談ですが単品の商品名は「D51きしゃ」です。セットでは「全自動ふみきりセット」と「D51きしゃセット」に入っていた事が確認されています。もしかすると同時期に発売されていた「D51きゅうこうれっしゃセット」「D51きゅうこうれっしゃ高架セット」にも入っていたのかもしれませんが、こちらは未確認です。単品及び全自動ふみきりセットが貨車牽引なので、客車入りのセットには入っていなかったとも考えられます。

 

なぜ青色で発売されたのかとか、なぜ1年で生産が打ち切られたのかなどと思うところはありますが、"いくらおもちゃとは言え蒸気機関車で青色はありえないだろう"みたいな判断が当時のトミー社内であったのかなと想像してみます。

1973年というと国鉄から蒸気機関車が次々と引退していった時期です。SLブームの世では色違いは邪道扱いだったのかもしれないですね。

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単なる色違いバージョンと言えばそれまでなのですが、ご丁寧にモーターボックスまで青色で塗られています。見栄えを考慮したのでしょうか。

この青いD51、現存個体はまだありそうな気もしますが、なんせ40年以上前に1年間のみ発売された商品なので現存数が少ないのは間違いないと思います。

ちなみに可動品です。牽引力は低いものの今でも元気に走ります。

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運転会に参加する時はちょいちょい走らせています。

 

続いて2つ目。

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青い鼻の0系。商品名は「ニューひかり号」で、単品としては1978〜80年の発売です。

が、車両には「1976」との刻印があります。実は単品に先行して1976年発売の「ひかり号こうかセット」に入っていました。また、1979〜82年に発売されていた「複線自動ステーション」、70年代発売の「プラレール基本No.2セット」にも入ってたみたいです。

公式の年表と違って実際には6年間世に出回っていたみたいですが、それでも単品での発売はたった2年とレア度は強いです。

 

この「ニューひかり号」ですが、1980年以降に金型が改修されてライト付きのものに変わってしまいました。

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ライト付きと並べてみました。ニューひかり号金型登場以前のひかり号は赤鼻だったのですが、ライト付きになった事によって実質元の見た目に戻ってしまった感じです。

こうして見ると青い鼻は少し上品っぽさがありますね。おもちゃと言えど実物の0系らしさが出ていて好きです。

初期の0系は鼻にアクリル製の覆いを装着していて、個体によって白色だったり灰色だったり水色ぽかったりしたんですが、そのうちの水色(実際は水色っぽい灰色)をおもちゃとして表現する時に選んだのかなと考えます。

ちなみにこれも可動品です。

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先日の「第2回 鉄道模型広場 in ルミエール府中」での一コマ。新幹線レーンで走らせて頂きました。ほぼ40年モノのモーターなのに元気で何よりです。

 

プラレールの記事、今後何度か書くと思います。以上。

夏休み総括

あと10日ほど休みが残っていますが、9月に入ってしまった事や気温の急激な低下など、夏っぽさがパッタリと消えてしまったので、少々早いですが夏休みを纏めてみる事にしました。言い方を変えると「なつやすみのにっき」です。

 

8月3日

夏休みが始まる直前でしたが、気分的にはもう休みだったので夏休みに含めます。

オタクたちと江ノ島で海水浴をしてきました。オタクなので海水浴とは全く縁がなく、小学校の臨海学園以来の海となりました。海水浴が出来る範囲のギリギリまで行ったり、浮き輪に揺らされて波に流されたり、眼鏡を海底に沈めて失うなど、夏の始めとしては最高のスタートになったと思います。

ちなみにめっちゃ日焼けしました。

 

8月10-13日

夏の一大イベント、コミックマーケットに参加。

詳しくはこちらへ→コミックマーケット92 - オタクの雑記

 

8月15日

東京に遊びに来ていたフォロワーと遊びました。ちなみにこの日は大雨でした。

 

8月19日

上野の国立科学博物館で開催されている特別展「深海2017」へ。

非常に面白かったです。ダイオウイカの標本は圧巻でしたね。他にも色々な生物の標本、海底調査の概要、調査に使用される船舶の模型など濃い展示内容でした。10月まで開催されているので、気になる方はぜひ。

shinkai2017.jp

※11/17追記 開催終了に伴いリンク切れ

 

8月20日

町田市で開催されたプラレールの運転会に参加しました。小田急線のプラレールがズラッと並ぶ運転会でした。

この事については別に記事を書こうと思います。

 

8月21日

友人と渋谷を放浪。

 

8月23-28日

三重県へ帰省。24日は四日市を散策(四日市駅周辺散策 - オタクの雑記)、26日は京都に行ったり、美味しいわらび餅を食べたりしました。それ以外の日は基本実家でダラけてました。

 

9月3日

某公園にて金属探知。地中から計44円を掘り出しました。こういうのってなんで埋もれてるんでしょうね。不思議です。

 

今年の夏休みは出かけてばかりの印象だったのですが、日付ごとに纏めてみるとやっぱり出かけてばかりだったという事が判明した感じです。家でダラダラしてるのも良いですが、外に遊びに行くのも楽しいですよ。引きこもってちゃダメです。オタクはモリモリと外に出ましょう。

四日市駅周辺散策

23日から28日にかけて、三重の実家に帰省していました。

 

だいたい帰省すると実家周辺を目的もなく散歩するのですが、今回は帰省の道中に気になる物件を見つけたので、それを見に行く事に。

f:id:Nayuho:20170828225030j:plainやって来たは四日市鄙びたJRの方です。(写真に目立つゴミが付いていますが気にしないでください)

午前11時頃に撮影したのですが、見ての通り誰もいません。寂れに寂れているのでここは社会主義国家の地方都市か何かかと思うくらいです。

 

ちなみに四日市駅は鉄道のオタクとしてはなかなか宜しい所なので少し紹介しておきます。

f:id:Nayuho:20170828225832j:plain太平洋セメントの貨物列車。三岐鉄道東藤原駅とJR四日市港駅を毎日往復している列車です。今ではDD51が牽引する定期の貨物列車はここだけとなっているそう。

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コーヒーを飲みつつ眺めていたら発車していきました。セメントを入れに行くのでしょう。

f:id:Nayuho:20170828230724j:plainまばらに留置されるタンク車と待機中の重連機関車。いかにも工業地帯の鉄道という感じで良い雰囲気です。

 

さて、駅を出て目的の場所へ向かいます。

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ほぼ廃墟となっている現役の飲屋街、三和商店街です。四日市駅のすぐそばにあります。明るい商店街[要出典]

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中に入ってみると、まずこのような光景が目に入ります。飲み屋の看板が無いと本当に廃墟にしか見えません。

建て増しを繰り返したようで、区画は単純ですが結構入り組んだイメージ。

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入り口は真っ暗なのですが、崩れたアーケードから日差しが差し込み所々明るい箇所もあります。奥のブルーシートが被せられている店舗は崩壊していました。f:id:Nayuho:20170828231520j:plain

この商店街が栄えたのは60年ほど前の事で、JR四日市近鉄四日市が隣接していた頃は賑わっていたようです。近鉄四日市が現在の位置に移転してからは急速に寂れてこの有様だとか。

肉屋もあったのでしょう、大きい看板が今でも残っています。

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壊れたトタン屋根がいい雰囲気を出していますね。

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別の通りに面した入り口。頭上注意だそうです。市から警告されるほど危険な状態にあるという事がよく分かります。

綺麗な状態の扉があったので、隙間から中を覗いて見ると既に店舗自体は崩壊済みであったり、なかなかなカオス空間です。

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鄙びた商店街と言っても度が過ぎるのではないでしょうか。流石にJRの駅付近で店が物理的に潰れてるとは思いもしませんでしたね。

 

三和商店街を充分堪能したので、四日市にある有名な橋を見に行く事にしました。

駅の反対側に出て歩く事30分。

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重要文化財に指定されている末広橋梁。現役の鉄道可動橋です。列車が通らない時間は運河を通る船のために線路を跳ね上げています。

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サイドビュー。ここに来るまで工業地帯をモリモリ歩かなければいけないのですが、散歩ルートとしては面白かったです。

 

他にも近鉄四日市側に行ったり適当に写真を撮ったりして回ったのですが、ここでは割愛する事にします。

 

帰り際、四日市駅付近にあるニイミビルを見てきました。

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こわい(小並感)

四日市駅周辺、非常に面白いので廃墟マニアや寂れたり鄙びたりしてる街が好きな人にオススメします。

 

以上。

コミックマーケット92

一般参加して参りました。

 

というわけで、夏コミの話です。

夏の開催なので毎年猛暑に見舞われて会場が地獄になるのが恒例でしたが、今回のC92では初日・二日目に雨が降り、過ごしやすい環境にあったと思います。対して三日目は何故か晴れ、いつも通りの夏コミという感じでした。集まったオタクによって急激に上昇する湿気、最悪です。C84の時みたく会場内に雲が発生しなかっただけマシと言えましょう。

 

簡易的なまとめを記します。

・初日

東1ホール、島中48サークルを絨毯爆撃。1つのホールのうちで48サークルというと数は控えめのように思えますが、自身への負担を考慮すると大変です。実際大変でした。

・二日目

企業ブース。二日目の企業となると購入者も減少しホール内の移動がスムーズに出来た印象。企業を買い回る予定はもうありませんが、するなら二日目・三日目がいいのかなぁと思いました。

・三日目

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以下、個人的な意見及び愚痴。(1項目)

 

・新東展示棟への行き来を改善してほしい

こんな事言っても変わらんよなぁと承知の上ですが、どうも気に入らないので書きます。

既存の東展示棟(1〜6ホール)と新東展示棟(7・8ホール)、隣接しているので一見移動は楽そうなのですが、これがコミケとなると話は別。どういう事情で決めているのかは分かりませんが(おそらく流動の関係)、東1〜6ホールから7・8ホールへ移動するには東5ホールを経由して一度トラックヤードに出ないといけません。

これがまたそびえ立つクソみたいな移動方法で、同人誌を求め蠢く数多のオタクを掻き分けながら東5ホールの出口を目指すとかいうハードなものです。ガレリアから東7の壁サークルに行くだけで往復20分以上。時間帯にもよりますが予想以上に時間がかかります。

 

いつになってもいいのでこれだけは改善してほしいですね。もう少し楽に移動したい。

 

 

↓私事

 

購入する同人誌の二次創作と一次創作の比率が逆転しました。ゲームもやらずアニメも観ずにという生活を送っているとこうなりますね。時が経つにつれて、自分が好きなコンテンツの本を出すサークルも減少していくので当然の結果でしょう。

 

 

なんの面白みもない記事ですが冬コミ後にも同様なものを投稿すると思います。以上。

近代建築巡り 丸の内・銀座編

前回(近代建築・廃駅巡り)の続編です。

前回は神田で終わらせたので今回は東京駅からスタートする事にしました。丸の内には東京駅を始め結構な数の近代建築が残っているので面白いです。

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というわけで東京駅丸の内駅舎です。1914年竣工。

1945年に空襲に見舞われて以後60年ほど応急処置のまま営業していたのは有名な話です。

2012年に建設当時の姿に復原されました。今でこそ復原後の姿に慣れましたが、東京駅と言うと三角屋根の方がまだイメージとしてはしっくり来ます。

f:id:Nayuho:20170716204923j:plainドーム内部を魚眼レンズで撮ってみました。美しい作りですね。鷲のレリーフが素敵です。

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東京駅の左手には旧東京中央郵便局の保存躯体があります。1933年竣工。

再開発後のJPタワーとしては2012年竣工です。なんか気付いたら高層ビルになってました。

建物の一部保存の場合、竣工年を再開発後とするか初代建設時とするか迷いますね(個人的な意見)。

 

内部は「KITTE」という商業施設になっています。郵便局なので「KITTE(切手)」、安直ネーミングってやつです。

f:id:Nayuho:20170716210627j:plain中に入るとあら不思議、すごく綺麗な空間になっています。左の白い部分が東京中央郵便局庁舎で、建物をそのまま再利用したそうです。吹き抜けはいいですね。すけべです。

f:id:Nayuho:20170716210827j:plain低層部の最上部を望遠でバシャリ。白いタイルが美しいです。

タイルを撮っているくせに手前に天井からぶら下がっているわちゃわちゃしたものがモロに写っているのは実相寺昭雄の影響を受けているからであります。

f:id:Nayuho:20170716211233j:plain6階は旧屋上を庭園にした「KITTEガーデン」になっていて、こんな感じに東京駅を撮る事ができます。

f:id:Nayuho:20170716211941j:plainJPタワーを出て丸ビルのある通りを神田方面に向かうと日本工業倶楽部会館が見えます。1920年竣工。

東京中央郵便局と同じく一部保存です。現在は三菱UFJ信託銀行の本社ビルとなっています。

来た道を戻ります。

f:id:Nayuho:20170716212655j:plain丸の内パークビルディング。こちらは近代建築でもなんでもなく2009年竣工の高層ビルです。

以前、この地には1928年竣工の「丸の内八重洲ビルヂング」が建っていましたが、三菱地所の再開発事業により解体されてしまいました。建物自体は取り壊されましたが、低層階の一部に旧ビルが再現されています。建材を再利用しているそうなので、一部保存のうちに入れてもいいかもしれません。

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近寄るとこんな感じです。近代建築を現代に蘇らせた感があります。

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パークビルディングの背後には三菱一号館。こんな見た目ですがこちらも2009年竣工です。

1894年に建設され1968年に解体された三菱1号館のレプリカ建築で、内部は美術館になっています。ここの中庭は丸の内とは思えないくらい良い所なのでオススメです。

f:id:Nayuho:20170716214052j:plain日比谷通りに出て明治生命館。1934年竣工。無料で内部の見学が出来るそうなので、入ってみました。f:id:Nayuho:20170716214331j:plain

ん〜モダンw ザ・近代建築といった感じですね。装飾も凝ったものばかり。

見所満載なので気になった方は是非行ってみる事をオススメします。ちなみにエレベーターの内部がかなり良かったです。

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続いて第一生命館、現・DNタワー21です。1938年竣工、DNタワーとしての建て替えでは1995年竣工です。戦後に連合国最高司令官総司令部が置かれたアレ。外壁はそのままですが内部は完全に作り替えられているそうです。

f:id:Nayuho:20170716215213j:plainお次は日比谷公会堂、またの名を市政会館。1929年竣工。

現在は改修工事中で利用出来なくなっています。

 

ここで丸の内近辺とおさらばして銀座へ向かいます。f:id:Nayuho:20170716215753j:plain山手線の高架線、立派な煉瓦アーチです。東京駅開業と同じく1914年竣工です。

関東大震災と戦争を耐え抜いてきた変態高架です。いくら補修されてると言っても頑丈過ぎやしませんかね...

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有楽町駅の近くにある泰明小学校。1929年竣工の復興小学校です。アーチ窓が良いですね。小学校なのでモリモリ撮るわけにもいかずそそくさと退散。

ここから外堀通りに向かいます。

f:id:Nayuho:20170716221126j:plainこちらは電通銀座ビル。1933年竣工。

建設当時は銀座一の高さを誇ったそうです。緑色のタイルが特徴的で落ち着いた雰囲気なのですが、どうやら改修中のようでネットで覆われています。

f:id:Nayuho:20170716221508j:plain1階角のタイルガラス。いいですね〜、モダンです。

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ちょっと移動してヨネイビルディング。1930年竣工。東京都選定歴史的建造物に指定されています。

 

さて、結構歩いて疲れてきたので次で最後にする事にしました。

f:id:Nayuho:20170716222212j:plain奥野ビル

 

近代建築好きの間では凄く有名な物件なのであまり詳しくは説明しないでおきます。

 

f:id:Nayuho:20170716222809j:plain1932年竣工の本館と1934年竣工の新館が隣接して一つのビルになっています。

画廊が多く入居しているので出入りは自由のようです。

というわけで中に入ってみます。

f:id:Nayuho:20170716223433j:plain2階へ上がる階段。超絶レトロな雰囲気です。階段の手すりは木造。f:id:Nayuho:20170716223606j:plain色も形も統一されていないドア。こういう混沌した狭い空間ってのが大好きです。

f:id:Nayuho:20170716223757j:plainエレベーターの階数表示器がなんとも言えませんね。

f:id:Nayuho:20170716223948j:plainまた魚眼を使うなど。

階段の横には窓がありますが、顔を出しても新館側の階段が見えるだけです。おそらく本来はちゃんとした窓だったんでしょうね。増築の時にそのまま残されたのでしょう。

 

f:id:Nayuho:20170716225750p:plain地下1階があったので下りてみました。変電設備と謎の椅子が2脚、あと謎のドア。

非常に味のある空間です。

 

文化財に指定されて保護されている近代建築も良いですが、この奥野ビルのように昔のままずっと使い込まれている近代建築も最高ですね。(前回も同じような締め方をしたような気がする)

 

今回の近代建築巡りはここで切り上げましたが、未だに回れていない所も数多くあるので近いうちにもう一度巡りたいと思います。

 

ではまた。

新宿西口地下広場(2)

この前、新宿西口を利用した時に例のタイルが思いっきり現存していることに気がつきました。JRの新宿西口を出たところです。

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丸い部分の隙間は黒い丸ではなく白い丸の集合体となっていますが、以前地下広場を舗装していたソレそのものです。

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 広場との境目はこうなってます。管轄が違うのでJR側はそのまま残っているのでしょうね。写真を見てわかる通りかなりボロボロなので、いつか舗装し直されそうな気がします。